■生々しい女性社員の“告発”内容と、その後の対応
報告書から、原文ママを引用する。
《危険を感じた女性社員は、「私はそういうのだめなので」と荷物を持ち地上階に上がり、外に出てタクシーを拾い帰宅した。番組出演者は引き止めるということもなく、ぽかんと見ていた》
《帰りのタクシーで携帯を確認したところ、B氏から「先に帰らざるを得なくなって申し訳ない」という趣旨のメールが入っていた。女性社員は、番組出演者と性的関係を持ったと思われたくなかったので、すぐにB氏に「申し訳ないが、番組出演者を置いて出てきてしまった。今後、番組制作のうえで迷惑をかけるかもしれないが、後はよろしくお願いします」という趣旨のメールを送付した。B氏は「了解しました」という趣旨の返事をした》
なお、第三者委員会がB氏に前述の件について事実関係を確認したところ、B氏は「全く記憶にない」としながらも「あってもおかしくない」という曖昧な答え。また番組出演者に対してもヒアリングおよび質問状、電話などで協力を求めたが、質問状は「返送」され、電話協力も「多忙のため協力できない」というなんとも不誠実な対応だったという。
このセクハラ事案が明らかになるとXでは、
《フジの下半身露出の有名人、調査に協力もしないなら、普通に名前出しても良くない?》
《フジテレビは、この下半身露出野郎をまだ出演させてるんか?》
《誰だよ番組出演者... ふつうに性犯罪者じゃん 今もあれこれテレビ出てるのでは?》
《当たり前のように下半身出すとかもう常習化してたとしか思えない》
など“誰なのか?”という疑問とともに、フジが今なおその番組出演者を起用しているのかという不信感を表す声が続出しているのだ。
報告書を受けた会見で清水社長は、「類似事案にもBはかなり出てきている。今、この報告書で指摘されているところでみると問題が多かった社員だと私自身は認識している」とし、「事実関係を確認し、厳正に処分するつもりです」としているが、民放キー局関係者は「本当に確認する気があるのか……」と首を傾げる。
「B氏は、”全く記憶にない””あってもおかしくない”と回答がブレているところからも、自身が企画した会合においては女性社員を“上納”するような流れが常態化していた可能性は否定できません。実際、女性社員の前で下半身を露出したという番組出演者は、女性社員が逃げる様子を“ぽかんとして”見ていたということからも、出演者側もまさか嫌がられるとは想像もしていなかった、という“常習性”が窺えますよね。
10年以上にわたる話で、清水社長は、いったい何を、どこまで確認するつもりがあるのか……そこは見えていませんよね。第三者委員会の報告書で見えたフジテレビの“人権意識の低さ”は深刻です。改善への道は、長く険しいものになりそうですね」(前同)
フジの今後の対応に厳しい目が集まっている。