■B氏の処遇は……? フジ広報の回答
元テレビ東京ディレクターでPR会社代表の下矢一良氏は報告書が公開された2日後の4月2日にXに、
《フジテレビは第三者委の報告書受けて、編成幹部(編集部註:B氏のこと)を処分しないといけなくなった。スイートルーム支払い、被害者の状況を中居氏に漏洩と、懲戒解雇が妥当。ただスパッと切り捨てると逆上して、いろいろ暴露する懸念もある。かといって、甘い処分だと批判される。フジ経営陣は扱いに苦慮しそう》
と投稿し、“懲戒解雇”に同意する声が続出した。
なお、B氏についてフジの清水賢治社長は、報告書が公開された後の会見で「今、この報告書で指摘されているところでみると問題が多かった社員だと私自身は認識している」とし、「事実関係を確認し、厳正に処分するつもりです」としていたが……。あるフジテレビ局員が声をひそめる。
「私たちの職場は今、揺れに揺れていますが、Bさんはもちろん全く出社していない状態ですね。報告書を読んだ同僚からは“彼に損害賠償請求すべき”との声もチラホラ出ています」
波紋が広がり続ける今、フジ内部ではどういった“進捗”になっているのか。フジテレビに質問状を送り、B氏に対する批判の声を承知しているか、どう受け止めているか尋ねると、12時間後に広報部からの回答があった。
《第三者委員会の調査報告は真摯に受けてとめております》(原文ママ)
というものだった。
批判の声に対する意見は聞かれず、また“真摯”の具体性については明らかにされなかった。また、B氏の処遇については《社員就業規則に則って厳正に処分する予定です》との回答があった。
刷新されたフジテレビ経営陣による、今後の対応が注視される。