4月8日、俳優・広末涼子容疑者(44)が傷害の現行犯で逮捕され、彼女が代表を務める個人事務所『R.H』の公式サイトでは《当面の間すべての芸能活動を自粛する》と発表された。

 広末容疑者は同月7日18時50分頃、新東名高速道路で普通乗用車を運転中に大型トレーラーに追突。静岡県島田市内の病院に救急搬送された。そこで治療を待つ間、看護師の女性の足を蹴る、腕を引っかくなどして軽傷を負わせ、現行犯逮捕されている。

 そして10日の午前10時前には、捜査を進める静岡県警が広末容疑者の東京都内の自宅に、危険運転致傷の疑いで家宅捜索に入った――。

 そんな広末容疑者は、3月28日放送のバラエティ番組『ザ・共通テン!』(フジテレビ系)で、約2年ぶりとなる地上波全国放送に復帰したばかりだった。

「広末容疑者は2023年6月、人気シェフの鳥羽周作氏(46)とのダブル不倫が報じられ、当時所属していた芸能事務所『フラーム』から無期限謹慎処分を下されました。ですが、謹慎中の同年7月に夫のキャンドル・ジュン氏との離婚が成立し、24年2月にはフラームを退社。個人事務所を立ち上げ、代表取締役社長に就任しています。

 しかし、独立してから現在に至るまで俳優としての仕事はほぼなかったようで、全国ネットの地上波テレビ番組に戻るまでに約2年の歳月がかかりました」(女性誌編集者)

 広末容疑者が今回の一件を起こした背景について、 芸能ジャーナリストの三杉武氏は「独立した芸能人の危うさ」を指摘する。

「一般的に芸能事務所に所属するタレントなら、一度でも不祥事を起こせば“くれぐれも気をつけるように”といった厳しい注意が入るものですが、広末容疑者は個人事務所の社長。ともなると、誰も彼女の言動に厳しい事を言ってくれる人が周囲にいなかったのかな、とは思ってしまいます。また、大手事務所に比べて、スタッフによるメンタル面へのサポートが不十分だった可能性も。

  直近で出演していた番組『ザ・共通テン!』に関しても、フジテレビはキャスティングに苦労したと思います。いわゆる“お騒がせタレント”の起用に関して、“先陣を切る”のは勇気がいるもの。

 ですが、他局もフジが起用したから大丈夫かな、という空気にはなったばかりだったのに、振り出しより前に戻ってしまいましたね」(三杉氏)