■スポンサー企業が次々と“NG”か

『有吉の壁』で提供クレジットが4社だけになった理由はすがちゃんにあるのか――前出の制作会社関係者は言う。

「文春の報道後、各局ではすがちゃんの起用を巡って“キャスティング注意例”が出たといいます。

 当時のすがちゃんは上杉さんが未成年とは知らなかったのかもしれませんが、上杉さんは『フジコーズ』のタレントとして出演していたし、年齢も公表していましたからね。今どき、未成年者との飲酒は芸能人が最も気をつけるべきことのひとつ。フジテレビ社員が主導したこととはいえ、やはり騒動に対する責任は生じるでしょうし、何よりいま世間を騒がせているフジテレビでのトラブルですからね。

 16日の『有吉の壁』では、すがちゃん部分をカットすることはなく放送されましたが、日テレサイドが番組スポンサーに説明したところ、一部のスポンサーが“それはまずい”となり、その後、その情報が共有されたことで複数のスポンサー企業が“今回はCMを流さないで”や“提供クレジットからは外して”という対応になったと聞こえてきています。そのため、ACのCMが流れたり、番組提供クレジットが極端に少なくなったということのようです。

 すがちゃんはレギュラー出演者ではないので、この措置はあくまでも16日放送回だけの話のようですが……」(前同)

 本サイトは日本テレビに、16日放送の『有吉の壁』を巡るスポンサー問題について問い合わせたところ、「CM出稿等の詳細についてはお答えしておりません」ということだった。

 トラブル続きのフジテレビで起きてしまった未成年出演者の飲酒騒動が日本テレビの大人気番組にまで波及――日テレとしては思わぬ“壁”だったのかも。