桜前線は北上し、北の大地・北海道でも開花を迎えた今日この頃。都内でも日中の気温20度超えは当たり前と、日本列島は春真っただ中を迎えている。そんな中、背筋も凍るような一報が飛び込んできたのは4月9日のことである。
全国紙社会部記者が話す。
「長野県飯山市の住宅街で男女3人がクマに襲われ怪我をしたのです。クマは9日の夕方ごろに市内の住宅街へと出現。車庫で車の整備をしていた男性(65)の顔や頭をかんだり引っかいたりし重傷を負わせました。その後も近くの住宅のガラス戸を割って室内に侵入。中にいた96歳の男性と66歳の女性を襲い、怪我を負わせたのです」
熊の体長は1メートルほど。襲撃後は、住宅から250メートルほど離れた空き家付近のヤブの中へと入っていくのが目撃されている。
「捜索には特別な訓練を受けたベアドッグやドローンも使用されていますが発見には至っていません。環境省によれば2024年度の全国でのクマの出没数は23年度に続いて2万頭超え。今月12日には北海道上川町のホテルの敷地付近でもクマがシカを襲う姿が目撃されています。人間が暮らす地域に出現する“アーバンベア”の対策は待ったなしの状態です」(前同)