交通事故後に搬送先の病院で看護師に暴行したなどとして傷害の疑いで逮捕、送検された俳優の広末涼子(44)。釈放されてから間もなく1週間が経過しようとしているが、女優としては茨の道を歩んでいくことになりそうだ――。

 広末は4月7日夜、新東名高速道路で自身が運転していた車が大型トレーラーに追突。その後、搬送された静岡県島田市の病院で看護師を相手に暴れて軽傷を負わせたとして、8日午前0時20分頃に現行犯逮捕された。

 事故直前に立ち寄った浜松サービスエリア、逮捕後の警察での取り調べでも言動が不安定だったことからアルコール検査や薬物検査が行なわれたものの、いずれも検出されず。10日には都内の自宅の家宅捜査も行なわれたが、違法薬物などは発見されなかった。

 不可解な言動もあり、裁判所は19日まで身柄の拘束を認めていたものの、勾留期限を前に被害者側と示談が成立したということで、静岡地検浜松支部は16日に処分保留で釈放したという。

 広末の個人事務所「R.H」は釈放当日、公式サイトに声明を発表。

《広末涼子本人は、被害者をはじめ多くの方々に多大な迷惑と混乱を与えてしまったことを大変申し訳なく思っており、深く反省しております》と謝罪。

《本人には、精神的に不安定な状態がみられたこともあり、今後は適切な医療機関にて診断を受けた上で、医師の指導のもと、慎重に治療と健康回復に努めてまいります》と、治療と回復に努めていくと報告。芸能活動などについては《本人の体調と状況を見極めながら慎重に対応を進めていく》とした。

「被害者側と示談が成立したこと、逃亡の恐れがないことから釈放されたのでしょうが、今後も事故についての静岡県警の取り調べが続く見込みです。広末さんが運転していた車は大破し、同乗者も骨折するほどの事故でしたからね。さらに詳しく取り調べが行なわれると思います。

 しばらくは取り調べと療養がメインになっていきそうですが、療養が終わっても女優としての活動は厳しいことになるのではないか、と言われています」(芸能プロ関係者)