俳優・北川景子(38)主演の月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』(フジテレビ系)の第1話が4月21日に放送された。

 同ドラマは、食品事故で3歳の娘を失った中越紘海(北川)が、事故を起こした食品会社の社長・結城旭(大森南朋/52)の3歳の娘・萌子(倉田瑛茉/5)を誘拐し復讐を果たそうとする――という、サスペンスフルな親子愛の物語。

 初回放送後にはメインキャストの平祐奈(26)の若々しいビジュアル、そして北川の圧巻の演技力が注目を集めている。

【以下、『あなたを奪ったその日から』のネタバレを含みます】

「平さんが演じているのは大森さん演じる旭の娘で、誘拐される萌子の姉・梨々子。公式プロフィールに“どこか心がゆがんでいる”とあり、物語を大きくかき乱しそうなキャラクターですが、特筆すべきは高校2年生という設定。平さんは26歳ですが、制服を着こなしている姿が“違和感ナシ”だと大きな注目を集めています」(女性誌編集者)

 高校2年生の役を演じる平のビジュアルには、

《平祐奈 高2役 本人 26歳 全然違和感なくてすごい!》
《平祐奈ちゃん高2の役か!見た目変わらないもんね〜》
《平祐奈ってまだ高校生行けるのか強い》
《実年齢より約10歳も若い役を…》

 といった、若々しさに驚く声が多く寄せられている。

「平さんのビジュアルも話題ですが、何よりも大きな話題となったのは、同作のあまりにも重いシナリオと、それを演じる北川さんの迫真の演技力です。

 北川さんは実生活でも、夫・DAIGOさん(47)との間に2人の子どもがいる母親だけに、“3歳の娘を失った母”の演技はあまりにもリアルで、とても見ていられないほど。初回で描かれた、娘が亡くなってから“復讐誘拐”を決意するまでの姿は、多くの視聴者に大きなインパクトを与えました」(前同) 

 北川演じる紘海の娘・灯(石原朱馬/4)は3歳の誕生日に、旭(大森)が社長の惣菜店「YUKIデリ」のピザを食べた結果、食品表示に書かれていなかったエビが混入していて、アナフィラキシーショックで亡くなってしまう。これを受けて旭は記者会見を開くが、遺族感情を逆なでする内容だったため、世間から猛バッシングを受けて会社は倒産する。

 それから1年後、紘海は旭にも自分と同じ苦しみを味わわせるべく、シングルファーザーの旭が通う料理教室に通い、復讐の機会をうかがっていた。そして偶然が重なった結果、旭の娘・萌子を意図せぬ形で誘拐してしまう。

 紘海は萌子を家に連れて帰り絞殺しようとするが、萌子が灯の好きだった歌『汽車ポッポ』を歌ったことで我に返り、「ごめんなさい」と泣き崩れ、萌子は「泣かないで」と紘海の髪を撫でた。紘海は萌子を抱きしめて「ごめんなさい」と号泣する。

 その後、実母との思い出がない萌子は、紘海に「おばちゃんはママ? 萌のママ? 萌に会いにきてくれたの?」と質問。紘海は「ママじゃないよ。ママじゃなくて、お母さん」と告げる――という物語が、第1話で描かれた。