阿部寛(60)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系/毎週午後9時)の第3話が、4月27日に放送される。

 20日放送の第2話は、平均世帯視聴率が11.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、第1話から2.5ポイントダウン。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も79.9万(26日12時現在)と、第2話の放送後に90万に迫った前期『御上先生』に比べると数字の伸びに勢いがない。

 同ドラマは、民放テレビ局JBNの報道番組『ニュースゲート』を舞台に、真実を伝えるためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行なう、型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し、悪を裁いていく社会派エンターテインメント。日曜劇場の常連、阿部の安定感が期待されたがーー。

 第2話は、銀座のスポーツバーに賭博の疑いで警察の捜索が入り、その場にいた日本バレーボール界のエース・名和(鈴木貴之/35)と、『ニュースゲート』のサブキャスター・小池(月城かなと/34)が任意同行され、JBNは大慌て。騒動を知ったイーストリーム社は、国際バレーボール選手権のメインスポンサーを降りると言い出す。

 そうなれば、国際バレーを主催するJBNは大赤字となる。進藤はイーストリーム社の社長・仁科(宮川一朗太/59)に会い、名和の潔白を明らかにすると言い切る。そんな中、釈放された小池は番組内で釈明するが、進藤が予定外の質問をぶつけたことで、実は名和と交際しており、その日は店でプロポーズされていたと明かし……という展開。

 今回はオンラインカジノと八百長、さらに、大谷翔平選手と元通訳・水原一平氏をモデルにしたような内容。キャッチーなネタではあったが、X上では、《実際に起こった事件を元にするのはいいんだけど、脚本が雑過ぎるし、展開が予想の範疇を全く超えてこない、そのうえ何を伝えたいのかも不明瞭》などと、ドラマ自体の作りに批判の声が。