■「石橋貴明がやりすぎだったと思う番組」、過激&パワハラ演出も
第6位(8.0%)は、『オールナイトフジ』(フジテレビ系)。
とんねるずがフジテレビにおいて初めてレギュラー出演したバラエティ『オールナイトフジ』は、1983~1991年まで放送。「オールナイターズ」と呼ばれる現役女子大生たちが番組の進行やリポーターを務め、その素人感のある面白さが人気を博し、女子大生ブームを巻き起こした。
1985年放送の同番組内で、とんねるずが前年に発売されたシングル『一気!』を歌唱中、石橋が突然テレビカメラに抱きつき、カメラがフロアに転倒。カメラ破壊というハプニングで、今でも知られている。
「若い頃に良く見たが、言葉に毒があった」(59歳/男性)
「結構目立っていた」(50歳/女性/会社員)
「カメラを壊したり、大暴れだった」(53歳/女性/主婦)
第4位(11.0%)には、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)、『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)が同率ランクイン。
とんねるずの冠バラエティ『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』は、1991~2001年に放送された。番組初期はとんねるずと、スタジオに集められた高校生らがトークバトルを繰り広げるという構成で、次第に企画中心の内容へとシフトチェンジ。
“スター”にしきのあきらや元プロボクサーの輪島功一、元プロ野球選手の定岡正二など、同番組をきっかけに再ブレイクした有名人も多い。
他にも、石橋貴明が勝俣州和にバンジージャンプや滝行を強要するというパワハラ的な笑いや過激な場面もあった。
「勢い任せで、出演者をいじりすぎていた」(55歳/男性/自営業)
「見ていて、結構激しかった」(55歳/男性/会社員)
「見ていて下ネタが嫌だった」(53歳/男性/会社員)
1987~1994年放送の『ねるとん紅鯨団』は、とんねるずが司会を務めたバラエティで、途中から素人の集団お見合い番組へと路線変更して大ブームになった。
進行役の石橋と木梨が交代でロケに同行し、参加者の男女十数人がフリータイムで談笑した後、男性が女性の前に立って告白。そのVTRをスタジオでゲストと見ながらトークを繰り広げるという構成で、石橋が一般人を面白くイジるのも恒例となっており、「タカさんチェック」「大どんでん返し」などの流行語も誕生した。
「当時はそういう時代だったから良かったと思うが、少しイジりが乱暴だった」(56歳/男性/会社員)
「くだらないことに騒ぎ過ぎで、調子に乗り過ぎだと思った」(51歳/女性/会社員)
「この番組での態度が特に輪をかけてひどかった」(52歳/男性/会社員)
「今ではアウトなノリが多かった印象」(47歳/女性/会社員)
「下品なところが多かった」(59歳/男性/自営業)
「見ていて腹立たしかく感じるところがあった」(59歳/男性/会社員)
今回のアンケートでは、「やりたい放題が嫌いで見ていない」(47歳/女性/会社員)、「乱暴な場面が苦手だった」(59歳/女性/パート・アルバイト)などの理由で、「見たことがない」という声も15.0%あった。
■「石橋貴明"やりすぎ"番組」ランキング
1位『とんねるずのみなさんのおかげです。』
2位『夕やけニャンニャン』
3位『とんねるずのみなさんのおかげでした』
4位『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』
4位『ねるとん紅鯨団』
6位『オールナイトフジ』
7位『うたばん』
8位『とんねるずのハンマープライス』