元号が令和へと変わり7年――。コンプライアンスの名の下に社内は全面禁煙が当たり前だし、女性の管理職も珍しい存在ではなくなった。そんな中、昭和の香り漂うメニューが並ぶ飲食店が若い女性に大人気だという。
「インスタ映えするとして女子高校生などを中心に人気を集めているのは個室居酒屋6年4組。小学校に置いてあったような椅子と机が並ぶレトロな店内には、黒板やランドセルも置かれている。メニュー表にはソフト麵や鯨カツ、冷凍ミカンなどがあり、さながら昭和にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます」
店がオープンしたのは2004年10月18日。大阪で1号店が開店すると今では東京・大阪・名古屋の三大都市で計6店舗が運営されている。個室居酒屋6年4組の6店舗を束ねる檜谷耐校長に本サイトでは話を聞いた。
「どこにもないという点が強みでしょうか。小学校は誰もが通っている。そのため懐かしさを感じるのでしょう。ノスタルジックな気持ちに浸りながら利用する人が多いようです」
店の定番メニューと校長オススメのメニューはなんになるのか。
「揚げパンとソフト麺ですね。定番であり人気です。給食として食べた懐かしさから注文する人が多いようです」(前同)
本格的な給食メニューが食べられるのは、なにもレストランに限らない。
「葛飾区では2016年度から『元気が出るメニュー』として毎月19日に1回50食限定で給食メニューを区民と職員へ向けて、区役所の食堂で提供しています。ご近所の方の中には常連さんもいます。今後も継続して提供していきたいですね」(葛飾区学務課給食保健係担当者)