4月13日に開幕した大阪・関西万博。開幕前からトラブルが相次ぎ、連日、世間をにぎわせている。
「リハーサル最終日に敷地内でメタンガスが検出される騒動が起き、開幕後に噂の“2億円トイレ”が使用不能に。一部では配管詰まり、とも噂されました。
さらに、工事が間に合わず、インドやチリなど5か国のパビリオンは閉館したままの状態でスタートしました」(全国紙社会部記者)
そこで今回は、実際に足を運んだ人々のリアルな声をもとに、悲喜こもごもの万博模様を紹介しよう!
まずは、“イイ話”から。海外旅行気分が味わえるとして、おおむね好評を博している各国パビリオン群。開幕前は1970年の大阪万博でも展示された“月の石”などが楽しめる、アメリカ館の注目が高かったが……。
「イタリア館がダントツでよかった。ダ・ヴィンチの直筆デッサンや2000年前の古代ローマ時代の彫刻像など、“本物”が展示されていた。博物館級の代物に感動」(30代男性・公務員)
「フランス館はアート好きにたまらない内容。ルイ・ヴィトンやセリーヌの展示があって、美しさなら一番。厳島神社とモン・サン・ミシェルをしめ縄でつないだ展示には思わず笑いました。限定クロワッサンも美味」(20代女性・アルバイト)
旅行ではなかなか行く機会のない国の文化に触れられるのも、醍醐味の一つ。
「豪奢な外装にひかれたトルクメニスタン館は、大統領の肖像や金の犬の刺繍などが飾られていて、ある意味、衝撃的。見た目は豪華で勇壮ですが、独裁国家とされる国なので、展示物にも政治的背景がある。“映え”だけですませていいのか、考えさせられました」(40代男性・高校教師)