■今年の総合演出は『上田と女が吠える夜』担当者

 今年の『24時間テレビ』の総合演出には『上田と女が吠える夜』と『上田と女がDEEPに吠える夜』(ともに日本テレビ系)を手掛ける女性演出家のA氏が抜擢されたという。

「A氏が『24時間テレビ』の総合演出を務めるのは今回が初めて。不慣れな部分もあるでしょうから、『上田と女が吠える夜』で一緒に仕事をし、昨年の『24時間テレビ』を見事に仕切ってくれた上田さんに再び声がかかることになる、と昨年から言われていたんです。

 昨年の『24時間テレビ』はジャニーズ問題と着服の件で例年以上に批判が殺到して悲惨な状態でした。そんな大ピンチに総合司会を引き受けてくれて“守りの『24時間テレビ』”をやりきってくれたのが上田さんなんです。それに上田さんは“ミスター日テレ”とも言われるほど同局とは関係が深いですしね」(前出の制作会社関係者)

 上田はコンビで出演する『しゃべくり007』、冠番組『上田と女が吠える夜』をはじめ、『Going!Sports&News』など、日本テレビでレギュラー番組を複数抱えている。

「昨年は寄付金の使い道・目的をより明確化し、やす子さん(26)がチャリティーマラソンを走り、多くの感動を呼びました。チャリティーマラソンの目的も児童養護施設募金と当初から謳っていましたが、これが功を奏したのか募金額は15億円超と前年の約2倍と逆境の中にあって大成功。今年は『チャリティーパートナー』を新設するなど、新たな試みもするようですが、昨年の番組を踏まえ、さまざまな変化がある『24時間テレビ』になると見られています。

 つまり、これまでのフォーマット通りとはいかない可能性も高い。イレギュラーな場合も起こると考えられ、そうした際も臨機応変に対応できる人ではないと総合司会は務まらないでしょう。そういった意味でも、鋭いツッコミで笑いも取れて、真面目にやる部分はしっかりと対応ができ、かつ、プライベートでのスキャンダルの心配もない万能型司会者の上田さんは適任、うってつけと言えるでしょう。

 今年も『24時間テレビ』には厳しい声が集まると考えられますが、そんな、変化があり、引き続き逆風で変な炎上はできない同番組を、安定感を持って回してくれるのは上田さんしかいなかった、となっていますね。2年連続ですし、上田さんにもいい意味での慣れもあるでしょうからね」(前同)

 今年の『24時間テレビ』について上田は《僕がお手伝いできるのであれば、楽しいチャリティーを目指したい。ちゃんと皆さんに寄り添うことはもちろん大切ですが、楽しみながらチャリティーができる、という番組を目標にしています》とコメントを寄せている。

 今や“ミスター日テレ”と称される上田の総合司会で今年の『24時間テレビ』は「楽しいチャリティー」を感じられる番組になるのだろうか。