今田美桜(28)主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第5週「人生は喜ばせごっこ」が4月28日から放送される。ここまで平均世帯視聴率は15%台と好調で、内容や演者の評価も高いのだが、ヒロインの今田が目立たない状態が続いている。
同ドラマは、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢(こまつのぶ)さん夫妻がモデル。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶ、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じるが、青年編に入った第3週から、今田より北村のほうが主役の印象が強くなっている。
第4週「なにをして生きるのか」(4月21~25日)は、のぶは教師になるため、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始める。一方、進路に悩む嵩は、嵩に後継ぎを譲ると言った弟・千尋(中沢元紀/25)に怒りをぶつけるが、なぜ母・登美子(松嶋菜々子/51)の言いなりになるのかと言い返されてしまう。
それでも崇は母を喜ばせようと、高知で一番の難関校の高知第一高等学校の受験を決意。のぶと嵩はそれぞれ勉強に励む。アクシデントがあるも無事に試験を終えると、柳井家では合格の前祝いにと、登美子と伯母・千代子(戸田菜穂/51)が赤飯を用意し、崇は困惑。そして、合格発表の日、のぶと崇の結果に明暗が分かれ……という展開。
第4週は明らかに北村演じる崇がメインで、出来の良い弟へのコンプレックスに悩み、進路に悩み、果ては受験に落ちる姿が描かれた。ウジウジ思い悩む役をやらせると、北村は絶品だ。X上でも《北村ってとっても不憫で根暗で卑屈で、でも心は綺麗な表現が難しい人間の塩梅表現がめちゃくちゃうまい》など、称賛する声が多かった。