■くるまが抱えていた「疑心暗鬼」と「不信感」
前述の通り、くるまは2月21日、『NEWSポストセブン』にて、子どものいる既婚女性・A子さんと2023年夏頃から1年以上の不倫関係にあったという疑惑が報じられた。
A子さんはくるまとの新生活を視野に離婚したものの、24年11月、くるまから関係を解消されたという。くるまは報道が出た同日のXで、《A子さんと交際していたのは事実です。ただ、不倫関係はありません》と釈明のコメントを出したが、時系列を考えれば、「不倫関係にはない」には疑問が残る。しかし、それ以上くるまは不倫騒動に言及することはなく、真相は誰からも語られぬままだ。
前出のバラエティ番組制作関係者は、今回の契約解除について、「いずれ起こる話だった」と見る。不倫報道が出た後、くるまが発表した謝罪文には、A子さんとの関係がなぜ記事になったかについて疑問を持っていることがわかる。
《お互いに、交際中の話はほとんど他言していません。記事に登場する『友人』や『子ども』の発言のコメントは全て事実ではなく、我々も困惑しています》
「不倫疑惑報道が出たとき、くるまさんは“相手女性が関係について外に漏らすはずがない”ということで、“それでは誰が週刊誌にリークした……?”と、相当な疑心暗鬼になったといいます。
その結果、ネタを週刊誌に売ったのは“自分とかなり近い存在”と考え、仕事の関係者、事務所の関係者、芸人仲間をも疑うようになったと。強い疑心暗鬼のなか、相方のケムリさんとの関係も微妙なものになっていったそうで……。今回の復帰&退所動画では、直接会うのは2か月ぶりとケムリさんも告白していましたね。ケムリさんはくるまさんのことをリスペクトし、良く思っているのは変わらないようですが。
そして、今回出した動画からも伝わってきますが、くるまさんは吉本へも不信感を募らせたようです。漫才愛と劇場愛が強いことで知られるくるまさんですが、オンカジ騒動が勃発し、実名で関与が報じられ、さらに不倫疑惑報道まで連続で飛び出して……何かがおかしい、と感じたようです。
それで周囲にも細かい説明はせず、最初のオンカジ関与の謝罪動画を独断で出したと。ケムリさんも何を言うか詳細を聞かされていなかったそうで、だから石像のように固まっていたそうですよ。その動画が問題視されたわけですが……。
くるまさんは退所の経緯を今回YouTubeで話しましたが、退所の要因が“吉本の幹部の意向”ということだけではやはり疑問が残る。“辞めるべくして辞めた”と言われており、今回いろいろな要素が噛み合ってしまい、契約解除に至ったと見られます。くるまさんも、最終的には契約終了には納得だったのではないでしょうか」
現在は、《吉本から仕事が振られる機会が事実上減少することは避けられない》(日刊スポーツ)といった報道も出ている。史上初『M-1グランプリ』を2連覇を果たしたコンビがこうなるとは、誰が予想できただろうか。