阿部寛(60)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系/毎週午後9時)の第4話が、5月4日に放送される。4月27日放送の第3話は、平均世帯視聴率が10.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、急激に数字を落としていた。

 同ドラマは、報道番組『ニュースゲート』を舞台に、型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメント。のん(能年玲奈/31)の11年ぶりの民放キー局ドラマ復帰、永野芽郁(25)の二股騒動後で初の放送と、いろいろな点で注目されたが、食い足りない内容に終わった。

 第3話は、帝都大学の研究員・篠宮楓(のん)が発表した新たな万能細胞・iL細胞は、ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛/62)のIda細胞を上回る画期的発見で、再生医療に一大革命を起こすと世界の注目を集める。しかし、篠宮が取材拒否を通しているため、世間では不正疑惑がささやかれ始める。

 そんな中、篠宮の研究をサポートしている栗林准教授(井之脇海/29)が、番組AD・本橋(道枝駿佑/22)の大学時代の先輩だったことから、『ニュースゲート』の独占インタビューが決まる。しかし、インタビューの直前、科学の時事ネタを扱う「黒猫」という人物が、SNSで篠宮の実験の不正を指摘していて……という展開。

 視聴者のX上の反響は、《よくありそうな平凡なストーリーで期待はずれ。のんの話題性だけに頼る回だった。篠宮楓を不正を主導した悪女にしてほしかった》《脚本がピンボケ! なぜ焦点を研究者3人に分散したのか? また、“悪”が小さ過ぎ!》など、ドラマの内容への不満の声が少なくない。