■『ごっつええ感じ』&『松本紳助』アーカイブ配信報道も

 元フジテレビ社員のB氏は、『ドキュメンタル』や『FREEZE』を手掛けたほか、過去には『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『一人ごっつ』(ともにフジテレビ系)など、ダウンタウンや松本が出演した番組にも携わってきた。

『ダウンタウンチャンネル』が7月1日に始動予定と報じたスポニチアネックスによると、これまでダウンタウンが出演した番組をアーカイブ配信する案も挙がっているとし、『ごっつええ感じ』や、2011年に芸能界を引退した島田紳助氏(69)と松本によるトーク番組『松本紳助』(日本テレビ系)もその候補だという。

「フジテレビから独立後も第一線でバリバリ活躍しているクリエイターで、バラエティ界のレジェンド的な存在のBさん。そんな人物が『ダウンタウンチャンネル』のコンテンツ制作を手掛け、さらにファンドを設立して数十億円という凄い額の出資を集めているわけですからね。

 YouTubeチャンネルを開設するというレベルではなく、1つのテレビ局を立ち上げるような大規模なプロジェクトになると見られます。『ドキュメンタル』は世界で売れるコンテンツになりましたが、そういった企画を『ダウンタウンチャンネル』で次々に展開していくことになると言われています」(前出の制作会社関係者)

『ドキュメンタル』はメキシコ版、オーストラリア版、ドイツ版、イタリア版、スペイン版、フランス版、ブラジル版、カナダ版が制作・配信されており、世界的に支持されているコンテンツだ。

「長い活動休止期間でしたから、松本さんの中には相当な数のアイデアがたまっているようで、後輩芸人との会食の場などで披露して“やっぱり松本さんってすごい”となっているとも聞こえてきています。

 松本さんが温めた斬新な企画を、BさんやA社をはじめとする優秀なスタッフが形にしていくと。さらに、テレビの大型バラエティ番組を超えるような制作費が用意されているわけで――かなり高クオリティのコンテンツ、そして伝説級のチャンネルになるのは間違いないでしょうね」(前同)

 豊富な資金のもと、松本のアイデアを一流のスタッフが形作っていく『ダウンタウンチャンネル』の始動に、多くのお笑いファンは期待を寄せているのだろう。