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2位 『ダウンタウンDX』32年番組が“異例”の6月終了の裏側 松本人志『ミヤネ屋』への怒り・スポンサー問題・長寿番組のズレ

 1993年10月から約32年にわたって続いてきたダウンタウンの冠番組『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)が、6月で終了することが発表され、世間に大きな衝撃が走っている。

 4月21日、番組を制作する読売テレビは、

《1993年(平成5)10月より32年の長きにわたって放送してまいりました「ダウンタウンDX」が、このたび6月26日(木)の放送をもって終了いたします。 弊社として番組の今後について検討する中、ダウンタウンのお二人より、「活動休止によって多くの関係者の方々にご迷惑をおかけしている」との意向も所属事務所を通じていただき、総合的に判断した結果、放送終了に至りました》

 と発表した。

 2024年1月8日に松本人志(61)が女性問題を報じた『週刊文春』(文藝春秋)との裁判に注力するために芸能活動を休止。それ以降は、相方の浜田雅功(61)の単独MCで番組は続いていたが、3月10日に浜田も体調不良を理由に活動休止を発表。主な原因は加齢と過労であり、浜田本人は元気で大病もなく、休養期間は2~3か月を予定。ゴールデンウィーク明けにも復帰する見込みだとも報じられている。

 31年半の番組史上初めてダウンタウンがコンビそろって不在となり、4月3日からはかまいたち千鳥などの代打MCを週替わりで起用し、4月17日放送回はロンドンブーツ1号2号田村淳(51)が代打MCを務めた。

「そんな矢先に、番組の終了が発表されたわけです。改編期の3月末や9月末ではない、6月の終了というのはかなりイレギュラーで、不穏な感じがしますよね。ただ、終了はしかたがなかったとも言われています。

 かまいたちや千鳥のMCは視聴者からも好評で、ゲストのトークを引き出したり、ツッコミを入れたりと、しっかり番組を面白くしていました。ただ、あくまでも『ダウンタウンDX』はダウンタウンの冠番組ですからね。ダウンタウンの番組ということでスポンサー企業もCMを出していたわけです。ずっと代わりの芸人がMCを務めるというわけにはいきません。

 そして、肝心のダウンタウンの2人が早々に揃うかというと現実的には難しい。浜田さんはゴールデンウィーク明けにも復帰予定とのことですが、松本さんの地上波復帰は全く見えていません。過去のVTRに映るだけでSNSが荒れてしまうような状況ですからね」(制作会社関係者)

 松本の“対文春裁判”は24年11月8日に“双方合意”のもと、松本側が訴えを取り下げて決着したが、いまだ本格復帰には至っていない。

 そんななか、3月5日の『水曜日のダウンタウン』(TBS)では「水曜日のダウンタウン出演率ランキング」と題した総集編が放送され、過去VTRを振り返るなかで松本が映る場面があった。これに対して、

《水曜日のダウンタウンに松本人志が出てて不快。見るのやめた》
《謝罪の会見すらできずに逃げてるのにTVに出すなんてムリムリ》

 といった厳しい声が上がってしまったのだ。

 前出の制作会社関係者が続ける。

「松本さんを囲む飲み会に参加したと告白したセクシー女優の霜月るなさん(34)など、松本さんの復帰を待望しているファンも少なくありませんが、松本さんが画面に映るとSNSが荒れ、『水ダウ』のオンエア後にはTBSにかなりの数のクレームが入ったといいますからね。

 松本さんの“復帰一発目”になると、視聴者からの反発は必至。どの局も、“うちではやりたくない”と譲り合っているようです。そもそも、スポンサーからの“松本さん出演OK”がなかなか出ないでしょうね。

 ただ、読売テレビや視聴者、スポンサーの意向だけではなく、ダウンタウンの2人にも思うところがあるとも聞こえてきています。24年1月放送の『ダウンタウンDX』が、松本さんが活動を休止する要因の1つになったとも言われていますからね」

 23年12月末の『週刊文春』が、松本が飲みの席で女性に男女の行為を強要したと報じたが、その報道後、最初の放送となった24年1月4日の2時間特番『ダウンタウンDXDX 2024最強運勢ランキング!星座×血液型1~48位』では、ACジャパンのCMが複数回流れるという“異変”があった。

「ACジャパンのCMはスポンサー企業がCM出稿を自粛した際などに流れます。ACジャパンのCMに加え、その日の番組では提供スポンサーのクレジットが一度も表示されないままCMが流れる形になっていて、視聴者をザワつかせました。

 読売テレビや番組が悪いわけではありませんが、新春特番がACだらけというのは他局にも影響を与えたはずです。これで各局も“今の松本さんは出せない”という流れができたとも当時ささやかれました。

 松本さんが活動を休止したのは裁判に注力するためですが、『ダウンタウンDX』がACだらけになったことも、松本さんが“番組や局に迷惑をかけるのなら……”とテレビ出演をやめる要因の1つになった、とも当時言われました。

 一方で、松本さんは読売テレビに対して“怒り”を持ったことも。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)に松本さんの担当弁護士が抗議したことがありましたよね」(前同)