■アパホテルの回答は

 SNSでの“本当のことか信じられない”といった声を受け、ナタリーさんは《有名になるためにこの話をしたのではありません》として、あらためて日本語による説明をインスタに投稿。さらに《(隙間がなく)物理的にベッドの下に人は入れない》という指摘には《スーツケースを置くスペース》があると反論するなど、“フェイク”ではないことを強調している。

 いずれにせよ、この騒動で安心して宿泊したいホテルでのセキュリティ面に動揺が走っていることは確か。アパホテルへの説明責任を求める声も大きくなるなかで、当サイトはアパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉及びアパグループ東京本社に話を聞いた。

 侵入者及び警察による調査があったのは事実か、また廊下(共用)部分に防犯カメラが設置されていなかったのは事実かについて、アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉の担当者は「お客様の訴えについて事実関係は不明」としたうえで、「真偽に関係なく、捜査機関による捜査に全面的に協力しており、現時点では回答を控えさせていただきます」と返答。少なくとも警察が捜査しているのは事実のようだ。

 また、侵入者に遭遇した時の対処方法や宿泊者自身が身を守るために気をつけたいポイントについては、「お客様対応や防犯上に関わる情報は当社は一切お答えしておりません」とした。

 なお、都内のアパホテルを管轄するアパグループ東京本社に、ナタリーさんの投稿が虚偽なら虚偽だと明言するなど、調査結果を報告したがよいのでは? と問うと、「それも含めて担当部署から回答する」とのこと。

 結局、個別ホテルで起こった事案は個別ホテルから回答するということだが、アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉の担当者は「対応等に苦慮」というばかりだった。