■情報提供者は“最至近の人物”

 前出のITメディアライターが続ける。

「LINEのトーク画面を公開してしまうと、田中さん側・永野さん側どちらから流出したのかがテキストの表示順で分かってしまいます。記事ではLINEの情報提供をしたのは“田中さん知人”とありますが、文春には情報源を秘匿する必要がある。もしかしたら、本当は永野さんサイドから流出したものである可能性もなくはない。そういった、情報源を“ボカす”観点から、スクショ画像ではなく、テキスト形式で記事化したのでしょう」

 それにしても、文春サイドが直撃取材後のトーク内容まで取得していることに驚きを隠せない、と言うのは前出の女性誌記者だ。

「文春には直撃後に、記事が掲載された後の口裏合わせや、事務所にどう報告するかなどの生々しいやり取りも掲載されていました。記者から不倫疑惑が突きつけられた後の“その後のトーク”が流出しているのはなぜ? となりますよね。身内にスマホが触れる人がいたとしても、直撃取材をされた後だと警戒レベルもMAXなはず。家族ほどの近い関係でも容易にスマホを触ることが難しそうな状況で、なぜこれほど重大なやりとりを文春側が把握することができたのでしょうか……」

 一体、どのような“からくり”で秘密の会話が流出したのか──。先のITメディアライターが最も高い可能性として挙げるのが、情報提供者が“以前からアカウントにログインしていたのでは”という田中と永野にとっては身も凍るような話で……。

「LINEはメイン端末&サブ端末なら複数端末で同時使用が可能です。たとえば、スマホとPC、スマホとタブレットといったように。

 ここまでの大量のトーク内容が流出しているということは、情報提供者が田中さんもしくは永野さんのLINEアカウントに“ログイン状態”であると考えられます。最初にログインされた側には『LINEにPCからログインしました』といったような通知がきますが、それさえスルーさせてしまえば、後は自分のLINEが他人にアクセスされているとは中々気付けません。

 ログインしている側は“未読のメッセージを勝手に開ける”など、バレるような操作さえしなければ、自由にLINEを使うことができます。掲載されたツーショット画像なども、2人がLINEで送りあったものが流出している可能性もあるかもしれませんね。どちらにせよ、流出元はログインパスワードなどを知ることのできる、どちらかの“最至近人物”でしょう。

 すべてのやりとりが把握されているとなれば、文春の“第3弾”記事が出る最悪のシナリオもあり得そうです……」(前同)

 また、一度ログインしてしまえば、トーク画面をスクショするよりも、圧倒的な大量の情報を簡単に転送できるようになるという。

「LINEはトーク履歴をテキスト形式で保存できる機能があります。スマホでもPCでも、LINEアプリ上から最大3年までトーク履歴をテキスト形式で取得できるのです。作業はごく簡単で、トーク画面から2タップで取得でき、1分もかからない。取得したトーク履歴はそのまま保存もできますし、LINEやメールで誰かに送ることも可能です。

 スクショの場合、時系列を遡って何度も画面を撮影する必要がありますが、テキスト形式なら最大3年間分のトーク履歴があっという間に取得できるんです」(前同)

 永野、田中双方の事務所は《そのようなやり取りはしていないとのこと》とコメントをしている今回の“流出劇”。果たして出どころは、そしてさらなる流出もあるのか……。