■令和の“平成キャラブーム”再燃の理由
では、なぜ令和の今になって、平成キャラクターブームが再来したのだろうか。Tajimax氏はこう分析する。
「例えば2000年代の陽気な雰囲気を表現した『アフロ犬』をはじめ、平成キャラクターは原色を使ったカラフルなものや、時流のカルチャーに合わせたものが多い印象です。そんな彼らの復刻は同世代にとっては懐かしく、Z世代にとっては新鮮に映るのではないでしょうか」
さらに、前出のキティちゃんをはじめ、昨年2024年に人気キャラクターの周年記念が重なったのも理由の一つのようだ。
「『オシャレ魔女(ハート)ラブandベリー』や『きらりん☆レボリューション』が20周年を迎えたのも、平成カルチャーの流行を後押ししているのかもしれません」
2025年も『マイメロディ』が50周年、『クロミ』が20周年を迎える。まだまだ平成キャラクターブームは続きそうだ。
「もっと “平成キャラクター”には掘り下げがいがあるはず。個人的には日本から視野を広げて、2000年代のディズニーシリーズのグッズをディズニーストアで気軽に買えるようにしたら、かなり話題になると思うんです」
あなたが大好きだったあのキャラクターが、再び注目を集めるかも?

Tajimax
ライター・コレクター。東京都出身。2018年からSNSを中心に90年代〜00年代の平成ガールズカルチャーをメインに紹介している。以降、『オリコンニュース』『現代ビジネス』『WWD.JAPAN』『ビジネスジャーナル』『クイック・ジャパン』『Fashion Tech News』『東洋経済オンライン』などで平成カルチャー関連のインタビューや執筆・寄稿に携わる。古雑誌をメインに平成ガールズカルチャー関連のアイテムを膨大に所有。