今田美桜(28)主演、北村匠海(27)が相手役を務めるNHK連続テレビ小説あんぱん』。同作には今田演じるヒロインの妹役で河合優実(24)が出演しているが、彼女の大きな存在感に対して、視聴者からは「主役食い」という声も出ている――。

【以下、『あんぱん』のネタバレを含みます】

『あんぱん』は、国民的キャラクター「アンパンマン」を生んだ漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻がモデル。今田が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じる。

 河合は、のぶの妹・蘭子役で出演中。細田佳央太(23)演じる家族同然の石工・原豪と両思いとなるが、物語は日中戦争が勃発する昭和12年7月に突入し、豪も出征することに。

 出征前夜、蘭子は豪から「無事もんて(戻って)きたら、わしの嫁になってください」というプロポーズを受けるが――それに、視聴者からは“死亡フラグではないのか”と、不安の声が上がっている。

「河合さんは、第3週(4月14日~18日)のパン食い競争で見せた豪への秘めた恋心の演技も見事でしたが、表情ひとつ、目線ひとつで表現する情報量がものすごく、主人公・のぶの背後で話を聞いている姿でさえ、強く印象に残りますよね」(テレビ誌編集者)

『あんぱん』での河合の名演技にXは沸騰。

《河合優実の演技よかった。山口百恵の再来のようなすごい存在感》
《河合優実さんの嬉しいけど悲しくて困った感じの演技がすごい。なんか山口百恵さんに重なって見えた》
《『あんぱん』泣いた。朝ドラで久しぶりに泣いた。 河合優実と細田佳央太は、若い頃の山口百恵と三浦友和を彷彿とさせる素晴らしい演技》
《河合優実の表情の演技がすごい。泣きそうになる》

 など、昭和の大スター・山口百恵さん(66)を連想する声も多い。

 河合は、色っぽい、独特な艶やかさが評価されている女優でもあるが、それ以外にも「主演の今田さんにはない“強み”がある」とドラマプロデューサーは言う。

「河合さんは背が高く、スタイルが良いんですよね。日本人の成人女性の平均身長は158センチ前後ですが、映像作品において“高身長”というのはとても重要で、武器となります。まさに『あんぱん』に嵩(北村)の母・登美子役で出演している松嶋菜々子さん(51)が172センチあるのですが、長身の俳優は画面映えして、視聴者の目を惹きつけますよね。

 河合さんは身長166センチと女性では高い方ですし、手足も長いからよりスタイルが良く見える。彼女の代表作の1つ映画『ナミビアの砂漠』(2024年)でも、河合さんが長い手足をぶらぶら振り回す、躍動感あふれる姿が映画好きの間で話題となりました。『あんぱん』でも、そうした魅力あふれる河合さんをついつい目で追ってしまう視聴者は多いのではないでしょうか」

 そんな河合の存在感、素晴らしい演技も影響しているのだろう、蘭子に焦点が当てられた『あんぱん』は、番組最高視聴率を更新している。