5月16日に第5話が放送される、間宮祥太朗(31)主演の連続ドラマ『イグナイト-法の無法者-』(TBS系/金曜よる9時)は、ドラマ好きからの注目度が高いと定評のある金曜ドラマ枠ながら、視聴率、配信ともに数字が伸び悩み、苦戦している。

 同ドラマは、争いの火種があるところへ潜り込み、訴訟をたきつけ大金を稼ぐ、無法者の弁護士たちの姿を描くリーガルドラマ。映画『正体』の藤井道人監督を筆頭に、数々の話題作を手掛けるクリエイターが所属する、コンテンツスタジオ・BABEL LABELの制作への起用が話題だが――。

 9日放送の第4話は、ピース法律事務所の火種会議で、次々と特許を取得し、急成長している大手ハウスメーカー・ミートハウジングが、その裏で開発権利関係で何度も揉めていることが話題に。同社の新たな犠牲となった牧田材木店をターゲットにすべく、宇崎(間宮)たちは、若社長・牧田一也(原嘉孝timelesz/29)に接触する。

 しかし、事務所の代表・轟(仲村トオル/59)が「力になりたい」と申し出るも、一也はそれを断ってしまう。それならばと、ミートハウジングに怒りを募らせる職人たちに話を聞くと、失踪した一也の父と、その後を継いで必死に会社を支えた一也について熱く語られ宇崎は胸を打たれる……という展開。

 毎回、ゲスト俳優の演技が確かで、裁判エピソードは1話内ですっきり完結。宇崎のキャラが明確で魅力的なうえ、アクションも決まっている。事務所の轟、伊野尾(上白石萌歌/25)、高井戸(三山凌輝/26)、さらに刑事・浅見(りょう/52)とライバル弁護士・桐石(及川光博/55)を含めたチーム感も出てきた。

 ドラマの出来はいいのだが、世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は第4話が5.2%とふるわず、TVerのお気に入り登録数も今期全体で11位に沈んでいる。なぜ数字が伸び悩むのかーー。