■「何で、どうしてと自分を責めたりすることが多かった」

 そんな彼女はドラマ『殺せなかった妻』の公開を機に、2024年12月4日公開のウェブメディア『ENCOUNT』のインタビューに登場、作品について語るとともに“結婚観”について聞かれ、

《私は何度も人を信じることをあきらめそうになってきましたし、自分だけが感じている違和感や理不尽、信念、正義は、私は他の人と共有するものではないと思っています。そして私自身の信念の中で確実に私の理想の人間像がありまして、それを私は絶対にぶらしたくなく、きっと世の中に同じように信念を持っている人がいるはずだと信じています》

 と発言。

 そんな経緯もありながら、同インタビューでは、現在は“人間不信”の状況は解消されたと答えていた。

《前は何で、どうしてと自分を責めたりすることが多かったのですが、最近はこの選択をしたことで、こういう学びをした、良かった、という転換が早くなりました。今は何が起きても受け止め方次第と言うか、見る角度で物事の意味が変わってくるので楽になりました》

 昨年末かように自身の人生に対してポジティブに向き合えるようになったと公言していただけに、今回の引退発表で《今年になって身内があるトラブルを起こしている事が発覚》したという事実は、彼女にとって重くのしかかっていたことは容易に想像できよう。

「ドラマ『殺せなかった妻』のプロモーションでは複数媒体のインタビューを受けていたのですが、同時期の『NEWSポストセブン』でも、波乱万丈の半生を振り返り、“人生のいろいろなことに打ちのめされて人間不信になった”との趣旨の発言をしています。ようやく立ち上がろうとしたタイミングで、まさかの“身内のトラブル”というのは精神的にもダメージが大きかったことでしょう。

 昨年末以降、発信が止まったということは、今年の初め頃にトラブルを知ったと考えられます。今後、芸能界を離れるとのことですが、彼女が心穏やかでいられる環境が早く見つかればいいですよね」(ワイドショー関係者)

 西内は引退発表に寄せたコメントで、自身の今後についてこのように言及していた。

《今一度身内と、そして自分自身と時間をかけて向き合う必要があると感じています。その上で、しっかりと心を休ませ気持ちを新たにして、新しい人生を歩きたいと考えるようになりました》

 今はただ、第2の人生を謳歌してほしい。