5月19日に第6話が放送される、小泉今日子(59)と中井貴一(63)がダブル主演する月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系/毎週よる9時)は、50歳代の視聴者狙いの内容だと思われていたが、幅広い年齢層に支持されているようだ。

 同ドラマは、古都・鎌倉を舞台に、ドラマ制作部ゼネラルプロデューサー・吉野千明(小泉)と、鎌倉市役所を定年退職後、観光課で指導監として働いている長倉和平(中井)の、大人の恋を描いたロマンチック&ホームコメディ。多様な歳の取り方を描く、巧みな作りが好評だ。

 12日放送の第5話は、朝、海岸でいつものようにゴミを拾うえりな(白本彩奈/22)は、青年・木村優斗(西垣匠/25)と再開する。優斗は、ランチで訪れた店で和平を目撃し、仕事仲間との会話の中で、えりなのことを「ファザコン気味な娘」だと話していたと報告。えりなは、思いがけない父の言葉に思いを馳せる。

 一方、ドラマ『され妻同盟』と新企画への挑戦に取り組んでいる千明は、憧れていた先輩・みか(香坂みゆき/62)に久しぶりに再会する。みかが立ち上げたという制作会社に誘われて千明は喜ぶが、親友の飲み会で啓子(森口博子/56)に、みかは退職金詐欺を行なっていると言われてショックを受け……という展開。

 なんといっても、岡田惠和氏の脚本構成が素晴らしかった。千明とその友人、和平、典子(飯島直子/57)ら、それぞれの人生の向き合い方を巧みに描いて、X上では、《コレを見てると歳をとる事って素敵な事だな、と思う。その年齢の時の感性でしか味わえない事が沢山あるので、未来も楽しみになる》など、多くの称賛の声が。