8人組男性アイドルグループ・timeleszが5月5日に公式YouTubeチャンネルで公開した楽曲『ワンアンドオンリー』のMVが、10日間で450万再生と好調だ。反響には、《担です timeleszファンになりました》《嵐ファンです timeleszありがとう》など、嵐ファンからのコメントが多数寄せられている。

 同楽曲は、timeleszが6月11日に発売するアルバム『FAM』のリード曲。アルバムのコンセプトは“家族”だといい、メンバーやファンだけでなく、同グループに関わるすべての人たちに“こんなに広く果てしない世界の中で出会えた僕らは最高の仲間だ”というメッセージをさわやかでポップなサウンドに乗せたラヴブ・ソングだという。

 2024年4月1日、SexyZoneから改名したtimelesz。同時に始動した新メンバーオーディション企画「timelesz project」(通称「タイプロ」)を経て、佐藤勝利(28)、菊池風磨(30)、松島聡(27)に寺西拓人(30)、原嘉孝(29)、橋本将生(25)、猪俣周杜(23)、篠塚大輝(22)という5人の新メンバーを加え、新始動したのは今年2月15日のことだ。

 公開されているMVのコメント欄には、グループそのものや楽曲について、

《これだよ、これが正にJ-popアイドル。ずっとこんなグループが見たかったんだ!》
《ああ、こういう曲調を求めてたなあ……事務所っぽい曲で最高。こういうのがいいんだよ。日本の男性アイドルってこれだよって思えるメロディ》

 と、“こんなグループを求めていた”という声があがり、YouTube公式も《爽やかな王道アイドルソングも最高…!》と反応。また、《スト担です》《キスマイ担です》など、他グループのファンからの称賛も相次ぐなかで、目立つのは嵐ファンからの熱いメッセージだ。

 嵐は2020年12月31日をもって活動を休止していたが、先の5月6日、26年春頃に行なうコンサートツアーをもって活動終了すると電撃発表。これはtimeleszの楽曲『ワンアンドオンリー』が公開された翌日のことで、コメント欄には、

《嵐の活動休止で空いた心の穴を埋めるようにタイプロを見始め、どこか嵐と似たような雰囲気を感じてファンになりました》
《嵐は活動を終了しますが、timeleszはまだまだこれからです。この8人なら嵐のように皆んなに愛される国民的グループになれると思っています。これからも応援しますね》
《嵐ファンです timelesz応援できて楽しい日々です こうして繋がってくんだね。timeleszありがとう》
《MVを観て感じるこの多幸感は嵐以来》

 など、timeleszを応援する嵐ファンが続々と想いを投稿しているのだが、嵐ファンがtimeleszにハマる背景には何があるのか――。日経BP総合研究所客員研究員の品田英雄氏に話を聞いた。