■『紅白歌合戦』出場の“カギを握るもの”
そして音楽番組ではやはり、『NHK紅白歌合戦』への出場にも期待が寄せられている。Xには、
《今年の紅白 櫻井くんが司会でトリは嵐で》
《NHKが今年の紅白に嵐呼べたら視聴率やばそう》
《嵐が復活したら紅白確定だから めちゃくちゃ盛り上げて欲しい》
などの声も上がっている。
「嵐は来年5月末で活動終了ですから、出場できるとしたら今年が最後。NHKサイドとしても、絶対に出てもらいたいでしょう。ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題により昨年まで2年連続でSTARTOタレントの出場がゼロだった『紅白』ですが、24年10月にNHKはSTARTOタレントの新規起用再開を発表しましたしね。その部分のハードルもなくなりました」(前出のワイドショー関係者)
しかし、“別のハードル”がまだあるようだ。レコード会社関係者は話す。
「嵐としては、“新たに動き出した自分たち”を見せていかないと『紅白』には出にくい側面もあるのではないか、とも言われています。彼らとしては、26年に解散になるから『紅白』に出る――という予定調和的なのは受け入れにくいのではと。準備された舞台で、かつての曲を歌っても……ということですよね。
“新たに動き出した自分たち”を見せるとは、ずばり“新曲”を出すことです。新曲を出せるかどうかが、『紅白』出場のカギになってくると見られていますね。NHKサイドとしても、嵐が新曲を出して、それがヒットしていれば選出するのは自然になりますからね。
今の嵐を体現するような曲をリリースできるかどうか。イメージとしては活動休止前の『Turning Up』や『カイト』のような楽曲が必要になってくるのでは、と関係者の間では話されています」
19年11月3日に配信リリースされた『Turning Up』。同曲リリース日の11月3日は『A・RA・SHI』でのCDデビューからちょうど20周年となる記念日で、配信限定のシングルをリリースするのはグループとして初のことだった。
20年7月29日リリースの『カイト』は米津玄師(34)が作詞・作曲を手掛け、「NHK2020ソング」として東京五輪のテーマソングとして制作された。発売5週目に累積売り上げが111.7万枚となり、グループ初のシングルミリオンを達成した曲でもある。
「『カイト』は活動休止前ラストイヤーにリリースされたメンバーやファンにとって特別な楽曲ですよね。こういった楽曲をリリースできるかどうかが、『紅白』に堂々と胸を張って出場できるカギになるのではないかと言われています」(前同)