■東村アキコ氏は「もう天才だな」絶賛
大泉は、『NHK紅白歌合戦』での司会やバラエティ番組などで明るくひょうきんなイメージが強いが、映画『かくかくしかじか』では竹刀を持っていつも生徒を厳しく指導している鬼講師・日高先生を演じている。
「普段の大泉さんとのギャップには驚かされると思いますね。大泉さんの起用は、原作者である東村さんの要望だと明らかになっています。東村さんの狙い通りのようですが、確かに、コワモテの俳優ではなく愛嬌のある大泉さんが演じることで、ただの鬼講師のような感じではなく、厳しくも優しい、本当に絶妙にリアルな“恩師”というキャラクターになっていました。
永野さん演じる主人公との師弟愛がとても丁寧に描かれていて……終盤は映画館の至る所から、涙を流し、鼻をすする音が聞こえてきましたね」(前出の芸能プロ関係者)
映画『かくかくしかじか』を鑑賞した多くの観客も、永野と大泉の演技を絶賛している。特に永野は不倫疑惑で俳優業の危機にあるが、やはり才能ある役者だと再認識した声が多いようだ。
《降板は本当に残念です。でも『かくかくしかじか』を観て、やっぱり彼女の演技力は本物だと再確認しました。ネトフリやWOWWOWでも、また違った形で輝いてくれると信じています》
《先日、かくかくしかじか観ました 大丈夫!貴女の女優としての演技力、人間性、殆どの人は貴女の身方ですよ!一刻も早い復帰を願っています》
《絵画教室の先生役を演じる洋ちゃん。竹刀を持って怒号を飛ばす、スパルタな先生。『描けー!』でも、笑うと大笑いする。真っ直ぐだけど人間味ある先生役》
《大泉洋さんがとにかく良いよね。日高先生の「描け!」っていう言葉が、全体の屋台骨。色んな「描け!」が一番の見所》
といった高く評価する感想が多く寄せられている。一方で、
《かくかくしかじか 観てきた いい映画だと思うけど余計な情報見てしまってるのでときどき気になった》
《永野芽郁さんの不倫報道で気が重かったが、#かくかくしかじかを鑑賞。余韻に浸りづらくはあるけど、作品は本当に良かったのでぜひ観てほしい》
といった、永野の報道が気になってしまう、という声もやはり上がっている。
永野の演技は、原作者の東村氏も5月18日放送の『日曜The NIGHT アキコとオサムが一夜限りの緊急生放送』(ABEMA)にて、
「私はマジ、『ガラスの仮面』の北島マヤ(同作の主人公で天才俳優)がここにいると思って。そもそも噛まないし。あと“すいません、セリフ忘れちゃった! もう1回”みたいのがなかったから。本当に魔法を見てるみたいっていうか。しかもなんか直前に台本見てる感じもしない。あれは、全部前の日に覚えてるわけ? だからすごい不思議でした。もう天才だなと思いました」
と、大絶賛していた。
前出の芸能プロ関係者はこういう。
「永野さんは、今回の不倫疑惑騒動で仕事はゼロになってしまったわけですが、さらに、今後しばらくはドラマや映画からも消えると見られています。本人サイドは報道を否定していますが、現状、永野さんのイメージ、世間からの信頼感は地に落ちてしまっていますからね。
ですが、永野さんはまだ25歳。まだまだやり直せる年齢ですし、俳優としての“伸びしろ”がありますよね。天真爛漫な役をやらせたら天下一品ですが、今回の作品でも感じられた“深みのなさ”のところはあるでしょう。今回の経験、今後のさまざまなやっていくであろう仕事を経て、さらに深みが出せるようになれば、よりワンクラス上の俳優になれるのではないかと。もう、“清純派ど真ん中”という役柄のオファーも来ないでしょうし、変わっていくしかないですよね。
しばらくは、映画や配信ドラマなどでも大きな役をもらえることはないと思われますが、成長できるチャンスと捉えるしかないのではと……」(前同)
今回の不倫疑惑によって芸能界の第一線からは消えることになると見られる永野。果たして、彼女の今後は――。