俳優の渡辺謙(65)が20日までにインスタグラムを更新。第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出された映画『国宝』の監督・キャストとともに、仏・カンヌの地を訪れた様子を伝えている。
渡辺は《カンヌ映画祭、行って来ました。上映会の後は熱く長い拍手の中、海外の方々にもしっかり届いた実感がありました。やはり映画は観客が最後に育ててくれるんだなぁと、俳優として原点に戻れる楽しく素敵な時間でした。謙》と感想を列挙。併せて、美しい海辺の街・カンヌの雰囲気が感じられる監督やキャスト陣との各種ポートレートをアップした。
「人気作家・吉田修一氏の原作を李相日監督が映画化した『国宝』は、任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男・立花喜久雄の激動の人生を描いた一代記。主人公・喜久雄を吉沢亮さん(31)が、喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を横浜流星さん(28)が、そして、喜久雄を引き取る歌舞伎役者・半二郎を渡辺さんが演じました。
6月6日の日本公開に先駆け、カンヌでは現地時間5月18日に公式上映が行われましたが、上映後、会場は約6分間のスタンディングオベーションに包まれたそう。
『悪人』(10年)『怒り』(16年)などで数多くの受賞歴を持つ李監督が紡ぐ重厚なストーリーや、主役級の豪華キャストが多数出演するとあって、以前から日本の映画ファンの注目を集めていた作品ですが、目の肥えたフランスの映画関係者の心もがっちりとつかんだようですね」(女性誌ライター)
渡辺の投稿の最後には、NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主演を務める横浜の肩に手をまわした、爽やかな笑顔の2ショットも。横浜は『べらぼう』で主人公・蔦屋重三郎を、渡辺は老中・田沼意次を演じており、こちらでも共演を果たしている。
こじゃれたサングラスとそれによく合う長い無造作ヘアが、フォーマルの中にも遊び心を感じさせる横浜の装い。『べらぼう』のまげ&和装姿とはまた異なり、持ち前の爽やかさが一層増した“爆イケ”な1枚となっており、コメント欄には《意次様と蔦重さん、現代での装いも素敵》《お二人でどんな会話をしてるのでしょう?流星くんはとっても可愛いでしょ》《謙さん、流星くん亮くんを側で支えてくれてありがとうございました》《最後の流星さんとのお写真とっても好きです》といった好意的な反応が寄せられている。
日本のみならず世界でも活躍する名俳優・渡辺と、大河ドラマ初主演と同じ年に日本アカデミー賞主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げ、これからの俳優界を担っていく存在の一人となった横浜。新旧名優そろい踏みの2ショットは、まさに「眼福」という言葉がピッタリではないだろうか。