■「転売を目論むのは、中国人ばかりではない」
SNSで拡散された横浜クイーンズスクエア店のケースは事実かどうかは定かではないが、SNS上で、大量に「ちいかわ」をゲットしたという中国語の投稿が散見されるのは事実だ。中国でも絶大な人気を誇る「ちいかわ」は、“中国版インスタグラム”とも言われている現地SNS「小紅書(RED)」を覗いてみると、今回のハッピーセットについてくる「ちいかわ」の箱を積み上げる投稿が多数確認できる。
また「小紅書(RED)」では、日本で“中国人転売ヤーが「ちいかわ」のハッピーセットを買い占めている”と物議を醸していることも取り上げられており、
《中国人として、こういう投稿を見るのは恥ずかしい》
《中国人のイメージを台無しにする》
《転売ヤーのせいですべての中国人が巻き込まれる》
など、買い占めを嘆かわしく思うユーザーがいる一方で、
《中国人だけじゃないのに》
《日本人だって転売してるでしょ?》
と、“転売を目論むのは、中国人ばかりではないのでは”といった指摘も。たしかに「メルカリ」には、「ちいかわ」のおもちゃが4種類で2000~3000円ほどで販売されていることが確認できる(5月21日時点)。
5月23日からは、第1弾と異なる4種類の「ちいかわ」グッズがつく第2弾が販売開始予定だが、何か対策は講じられるのか。
日本マクドナルドの広報担当者は、本サイトの取材に「一人でも多くのお子様にお食事とおもちゃをお楽しみいただけるよう、お客様にはお一人様4セットまでのご購入をお願いしております。営利目的・転売目的の購入は、お控えいただけるようあわせてお願いしております」と回答。SNS上で話題になっている投稿については、「調査中であり、個別投稿についてはお答えを差し控えます」とした。
5月30日には、第1弾・第2弾で登場した全8種のおもちゃの中からいずれか1つがもらえる第3弾を予定していたが、すでに第1弾・第2弾での「ちいかわ」ハッピーセットを売り切った店舗では実施しないとのことだ。
かねてから問題視されているグッズの転売問題。果たして終わりはあるのだろうか──。