1991年以来、34年ぶりに東京で開催される『東京2025世界陸上』(9月13日~21日)。開幕を3か月半後に控え、陸上競技界全体に注目が集まるなか、プロランナーでパリ五輪男子マラソンにも出場した大迫傑選手(34)の近影が一部で話題を呼んでいる。
学生時代から陸上の才能を開花させていた大迫選手は、「ナイキ」所属となった14~15年以降も各種大会で活躍。18年以降は男子マラソン日本記録を2度更新し、東京五輪(21年)、パリ五輪(24年)の男子マラソン日本代表に選出されるなど、長きにわたって日本の長距離界をけん引してきたトップアスリートだ。
一方、6位入賞に終わった21年の東京五輪後には、一度、競技生活からの引退を発表。しかし、1年半後の22年2月には再び競技者として現役復帰することを発表し、世間を驚かせた。
また、私生活では12年にSKE48の元研究生・橋本あゆみさんと結婚。2人の女児の父親でもある。
「彫りの深い顔立ちでイケメンランナーとしても知られる大迫選手は、力強い走りに加え、個性的な髪型やファッションでもファンを楽しませてきました。
かつては後ろを刈り上げたおしゃれなツーブロックスタイルにしたこともありましたし、東京五輪の際には、キャップからえりあしがはみ出すスタイルで登場し、視聴者の注目を集めたことも。
19年6月頃からは、走る際に両耳にピアスをつけた姿が見られるようになったほか、それと前後して、髪を刈り上げた坊主姿への劇的なイメチェンも図っています。20年の3月1日に行なわれた『東京マラソン』では、4位入賞&自身の持つ日本記録を更新し、“坊主頭に両耳ピアス”というワイルドな出で立ちでインタビューを受ける姿も話題を呼びました。
当時、突然のビジュアルの変貌ぶりに各方面から驚きの声が上がりましたが、大迫選手は坊主にした理由について、19年6月27日の自身のXの投稿で、《SNS,PRエージェント、メデイア、ファン、スポンサー。 求められるものを勝手に想像して、複雑化して、擬態して、窮屈になっていく。 今回髪を切るという意味は、それらを刈り落とすという事。そして自分自信がシンプルに自分自信と向き合うという事》(原文ママ)と綴っていました」(女性誌ライター)
そして最近、新たに注目を集めているのが、大迫選手が4月29日にインスタグラムにアップしたランニング動画。
動画には、大迫選手が筋肉質な上半身をあらわにした恰好でひたすらランニングをする様子がおさめられているのだが、大迫選手のちょうど右脇腹あたりに、一輪の薔薇のような絵柄のタトゥーが入っている。
「コメント欄やSNSには、《タトゥー入れた? 家族で温泉行けないよ》《脂肪ないからタトゥーマジで痛そう》《墨入ってるのドン引き》といったネガティブ寄りのものや、《タトゥーお似合いです!》《ランニングカルチャーを作ろうとしてるんじゃないかな?》《フルマラソソンでのピアスが定着し、次は薔薇のタトゥー入れ、少しずつ日本長距離界のビジュアル面でのイメージが変わりつつある》といった前向きな意見など、さまざまな反応が見られます。
これまで髪型やファッションなどを通じて、自身や陸上競技に対する固定化したイメージを打ち破ろうとしてきた大迫選手ですから、本物のタトゥーにしろ、ペイントやシールにしろ、何か訴えたいメッセージがあるのでは、と思ってしまいますよね」(前同)
いつか本人の口から“薔薇のタトゥー”の真意について明かされる時が来るか。