4月25日、突如、自身のXを通じて元俳優・歌手の岡崎徹さん(76)との電撃婚を発表した女優・ひし美ゆり子(77)。岡崎さんはかつて『仮面ライダーアマゾン』の主人公を、ひし美は『ウルトラセブン』のヒロインを演じたことでも知られており、時を超えた特撮カップルの誕生に多くの祝福の声が上がるなか、ドラマを超える‟運命的”な馴れ初めが明らかに――。
2人が結婚を決めるまでの期間は、わずか4日間。5月29日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、古くからの知り合いだった2人が、喜寿を迎えようとするタイミングでスピード結に至ったきっかけや、そのドラマティックな馴れ初めなどが、ひし美と岡崎さん、両者のインタビューを通じて詳報されている。
「ひし美さんと岡崎さんが知り合ったのは今から53年前、1972年公開の映画『不良番長 一網打尽』という作品。その後、半世紀以上にわたって特に個人的な交流はなかったという2人がこのたび突然の電撃婚に至ったのは、ある1本の動画がきっかけだというんです」(女性誌ライター)
結婚発表のわずか5日前、ひし美はXに《よっぽどメートル上がってたんだわね 余り人前では歌わないワタシ 仮面ライダーアマゾンの徹ちゃんと、、古希過ぎのおばちゃんデス コロナ禍チト前》と綴り、数年前のものと思われる動画をアップ。そこには、互いの美声を響かせ、背中に手をまわしながら、仲むつまじい様子でデュエットを楽しむひし美と岡崎さんの姿があった。
ちなみに“メートルが上がる”とは、お酒に酔って上機嫌になった状態のこと。平成・令和世代にはなじみがなくとも、昭和世代ならピンとくる人も多いのではないだろうか。
「このデュエット動画を見る限り、小柄なひし美さんが背の高い岡崎さんに寄りかかってみたり、お互いに見つめ合ってみたりと、この時点でかなりいい雰囲気です。フォロワーからも《ほろ酔いのひし美さん可愛い》《何と言うコラボ》《岡崎さん、女性への扱いも実に紳士で素敵》《お二人とも色気があって素敵》などと喜びの声が上がっていましたが、当時の2人は単なる知人関係でした。
しかし、今年4月にひし美さんがこの動画をアップしたことで、2人の関係は急展開することになります。
記事によれば、ひし美さん自身が《全然そんなつもりなかったんだけど、それ(=動画)を見てファンの方たちが『ラブラブですね』とか言ってくるわけ》と語っており、動画を見たファンから焚きつけられたことで、自分の気持ちにわずかに変化が生じたことを明かしています。
その後、ひし美さんはこの動画の投稿に関して事後許諾を取るため、岡崎さんに電話をかけたそう。このやり取りの中で、岡崎さんの優しい人柄や打ち明けられた田舎への移住計画に運命的なものを感じたひし美さんは、その後、3回にわたる電話でのやり取りを通じて岡崎さんに対して積極的なアプローチをかけ……という流れだったようです」(前同)
前述したように、日本特撮ドラマ史上に輝く名作『ウルトラセブン』(1967~68年放送)で演じたヒロイン・友里アンヌ隊員役で広く知られているひし美。その凛とした美しさは世代を超えて愛され続けており、21年、23年にはアンヌ隊員にフォーカスした写真集が相次いで発売されるなど、今もなおレジェンド級の人気を誇っている。
そんな“永遠のアイドル”であるひし美自身も、Xの結婚報告投稿に《衒い(てらい)のないご性格に馬があったと言うか まさかこないだの動画『瓢箪から駒』!!》と綴るなど、1本の動画をきっかけにしたまさかの展開に驚きを隠せない様子だ。
こうして何かに導かれるように3度目の婚姻届を提出&新たな人生の伴侶を得たひし美。夏までに熊本県に移住して新生活をスタートさせるというが、これぞまさに事実は小説より奇なり……をあらわす実例なのかも。