フジテレビに続きTBSでも冠番組の放送が発表されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのtimelesz。個性豊かなメンバーたちのなかでも、年上女性からの支持を多く集めるのが“国民の元カレ”と呼ばれる最年長・寺西拓人(30)だ。

 timeleszは社会現象となったオーディション企画『timelesz project(タイプロ)』を経て、2月より8人組の新体制で再始動。2月28日に新体制初の配信楽曲『Rock this Party』をリリースしたことを皮切りに、各種音楽番組やバラエティに積極的に出演し、『タイプロ』視聴者のみならず、お茶の間人気も徐々に拡大している。

菊池風磨さん(30)、佐藤勝利さん(28)、松島聡さん(27)のオリジナルメンバーに、『タイプロ』を通じて選ばれた5人のメンバーが加わったことで、グループに新しい風が吹いているtimelesz。なかでも、もともとSTARTO ENTERTAINMENTの俳優部に所属していた寺西さんと原嘉孝さん(29)は、豊富な舞台経験で培った確かなスキルと“新人”としてのフレッシュさを兼ね備えた絶妙なポジショニングで、グループの人気をけん引しています。

 特に寺西さんは、穏やかなルックス、頼りがいのある人柄で『タイプロ』中からじわじわとブレイク。『タイプロ』前には10万人にも満たなかったインスタグラムのフォロワー数が、今や130万人超えと驚きの急増ぶりです。

“国民の元カレ”“天上人”といった愛称が知られるようになるとともに、寺西さんが表紙を飾った雑誌が売り切れや重版になったり、彼が出演する舞台のチケット争奪戦なども激化。寺西さんのファンは、今までアイドルに興味のなかった、お金や時間に余裕がある年上の女性層が中心ではないか、とも言われていますね」(女性誌ライター)

 ファンや相手に対する配慮が行き届いた丁寧な言葉選びや、目尻の下がった柔和な笑顔が魅力的な寺西。だが、そんな“国民の元カレ”には知られざる意外な一面も――。

「大の『ハリーポッター』好きを公言している寺西さんは、デビュー前に数回行なったインスタライブで、画面に向かって杖を振り回しながら呪文を唱えてみたりと、なかなかにお茶目な一面を披露しています。
 
 また、6月1日のインスタグラムには、『タイプロ』の最終審査まで残ったものの、惜しくもメンバーには選ばれなかった元候補生・浜川路己さん(19)との2ショットをアップ。

 浜川さんは先日、同じく『タイプロ』ファイナリストの本多大夢さん(24)と新ユニット「ROIROM(ロイロム)」を結成し、活動開始することを発表したばかりです。事務所の枠を超え、真っ先に2ショットをアップした寺西さんの粋なはからいに、《ちょっと待って、、まじ泣けるんだけど》《写真載せちゃいけないみたいな暗黙の了解みたいなのがあるのかなって思ってたからテラくんぶち破ってくれて嬉しい》といった感激の声が上がりました。

 そして、寺西さんにはもう1つ、ファンを喜ばせた逸話があります。timeleszとして3月21日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)生放送に出演した際、同じく出演していたNumber_i岸優太さん(29)を“友だち”として紹介。現役&退所タレントが表立って絡むことはNGなのでは……という、ファンの間でささやかれていた不文律を吹き飛ばすような、あっけらかんとしたやり取りを見せたんです。

 こうしたエピソードの端々から、穏やかな笑顔の裏にある強い信念やポリシー、冷静の中にある“攻めの姿勢”が感じられますよね」(前同)

 前述したように、6月27日にはTBSでゴールデン・プライム帯初の冠番組『timeleszの時間ですよ』が放送されるなど、新体制となって以降、目覚ましい躍進が続くtimelesz。《さりげなく事務所で一番ぶっ込んでる感がある》という声も上がり始めた寺西を筆頭に、それぞれのメンバーの個性が深堀りされていけば、さらに大きな人気獲得へとつながっていきそうだ。