■問題視された見舞金100万円運搬&『ワイドナショー』弁護士紹介

 3月31日に出た第三者委員会の報告書によると、中居氏が入院中の女性Aに「見舞金を届けたい」「贈与税の対象にならない金額にしたい」とし、トラブルを知らない体で女性Aに100万円を届けてほしいと依頼し、B氏はこれを了承したという。

 B氏は女性Aの入院先に足を運び、現金100万円が入った見舞金と見舞品を“運搬”。女性Aは受け取らなかったが、中居氏はその後もB氏に対して女性Aの病状を探り、女性Aにも連絡するよう依頼。第三者委員会は一連の行動を《女性に対する口封じ、二次加害行為とも評価しうる》と指摘していた。

 また、B氏が中居氏に紹介した弁護士は『ワイドナショー』(フジテレビ系)などに出演し、同局のバラエティ番組制作上の法律相談業務を請け負う犬塚浩氏だったとも複数のメディアが報じている。

 第三者委員会の報告書には《バラエティ部門、K弁護士及び中居氏が一体として感じられ、不快であった旨を述べている》と綴られ、フジテレビが《中居氏サイドに立ったように見え、「女性Aよりも、中居氏を守る」との印象》を女性Aが抱いたとある。

「中居氏の新たな代理人弁護士が第三者委員会に対して“性暴力認定”を撤回するように求め、第三者委員会がこれを拒み、中居氏の代理人弁護士と第三者委員会が言い合う泥沼の様相を呈しましたが、6月3日、第三者委員会は一連の中居氏側の動きが“二次被害”の懸念があるとし、今後の中居氏側とのやりとりを《差し控える》と文書で発表しました。

 そして今回、フジテレビの賞罰審査委員会が、中居氏の依頼を受けて見舞品を届けたり弁護士を紹介したB氏の動きについても“二次加害になり得る”と認定したということですよね。

 また、高級外資系ホテルでの飲み会も降職の要因の1つとなっていますね」(前出のワイドショー関係者)

 第三者委員会の報告書には、女性トラブルの前段において21年12月に女性Aを含めた女性アナウンサー4人と、中居氏、タレントU氏、B氏らが参加した外資系ホテルのスイートルームでの飲み会が行なわれたという記載があり、B氏が、中居氏や有力なタレントとの飲み会をたびたび主催し、女子アナや女性社員をアテンドしていたことも明らかになった。

 約38万円の費用をフジテレビで経費精算したという件の外資系ホテルでの飲み会は、B氏がU氏、中居氏とともに企画。

 女性Aと別の女性アナは途中で退出したものの、22時頃に突如として中居氏がB氏やスタッフらに退出を促し、部屋には中居氏、タレントU氏、女性アナQ氏、女性アナR氏の「男性2人、女性アナ2人」だけが残る格好に。

 中居氏とQアナ、U氏とRアナがソファに横並びで座る形となり、途中でトイレに立ったRアナをU氏が追いかけ、中居氏とQアナが2人だけになる時間帯もあったとされる。この間、中居氏はQアナの膝や肩、鎖骨付近に手で触れる、Qアナに顔を近づけるなどの行為があったため、Qアナは中居氏の機嫌を損ねないように手をどけたり、体を離すなどしながら会話を続けることでやりすごした、と報告されている。

 第三者委員会はこのときの中居氏の言動を《セクシャルハラスメント》と認定している。