■『だれかtoなかい』“穴埋め”宮根誠司『Mr.サンデー』は激戦区で苦戦

 番組に対しては、

《タミ様のお告げ、どこかで見たことある企画ばかりの無味無臭な番組という印象》
《タミ様のお告げって今後もああいう企画をずっとやっていくの?毎週21時に???》

 などの厳しい意見が寄せられている。

「たとえば、5月12日の世帯視聴率は2.7%、個人1.8%、コア1.9%。21時のゴールデン番組でこれは厳しいですよね。ここ最近のテレビ界は個人とコアの数字で良し悪しが判断されますが、終了説報道が出ている『しゃべくり007』の同日同時間帯の放送回は個人5.3%で、3倍も差をつけられているんです。数字を見ると『タミ様のお告げ』の方が遥かに厳しい状況にあると言えます。

 大物MCの番組で言うと宮根誠司さん(62)MCの『Mr.サンデー』(フジテレビ系)もこの4月から激戦区でも放送されるようになり、数字は苦しんでいます」(前出の制作会社関係者)

『Mr.サンデー』は2010年の開始以来、日曜22時台の1時間番組だったが、21時台に放送されていた『だれかtoなかい』(フジテレビ系)が中居氏の問題により打ち切りに。4月6日からは『Mr.サンデー』が60分拡大して20時54分からの2時間超の番組となった。

「日曜21時はTBSの日曜劇場ドラマ、日テレは若者に大人気のSixTONESの冠番組『Golden SixTONES』、テレ朝は『Mr.サンデー』と同じ報道番組で有働由美子さん(56)MCの『有働Times』と激戦区ですからね。

『Mr.サンデー』が苦戦をするのも仕方がないのですが、6月1日の同番組の21時台の世帯視聴率は5.6%、個人3.7%、コア2.6%で、世帯と個人は民放主要キー局で最下位。他局に食われていて劣勢です。

『だれかtoなかい』の穴埋め的に放送時間が拡大したわけですから、宮根さんにしてみれば、“勘弁してよ”というところもありそうですが、4月以降はなかなかしんどい状況が続いています。宮根さんは好感度が高いとは決して言えないので、番組の中身で戦っていくしかないでしょうね」(前同)

 南原、坂上、ヒロミ、東野、宮根とテレビの第一線で活躍してきた50代後半から60代の大物ベテランMC陣だが、テレビ不況の今、あっさり打ち切られてしまう展開もゼロではないのかもしれない。