■ダウンタウンと読売テレビとの確執説も

 浜田は6月に入ってからも、1日に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)、4日に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に復帰。これにより、浜田は『ダウンタウンDX』以外のすべてのレギュラー番組に復帰したのだ。

「浜田さんは6月11日放送の『水ダウ』で企画『次世代リアクション王発掘トーナメント』でも、ドッキリの餌食になる芸人のVTRで大爆笑するなど、以前と変わらない、元気な姿を見せていました。

 それなのに『ダウンタウンDX』には出演しないというのは、確かに違和感がありますよね……。ダウンタウンと『ダウンタウンDX』及び読売テレビには“確執”があるともささやかれていますから、浜田さんが同番組にだけ復帰しない背景には、それも絡んでいるのか……」(前出の制作会社関係者)

 松本が活動を休止し、テレビ出演をやめた要因の1つに、『ダウンタウンDX』であった“初期対応”がささやかれている。

 2023年12月末、松本の女性トラブルが『週刊文春』に報じられた。その後、最初の放送となった24年1月4日の2時間特番『ダウンタウンDX 2024最強運勢ランキング!星座×血液型1~48位』に、ACジャパンのCMが複数回流れたのだ。

「『ダウンタウンDX』新春特番がACだらけになったことで、他局にも影響があったと言われましたし、松本さんもそれを受けて“番組や局に迷惑をかけるのなら……”とテレビ出演をやめる要因の1つになった、と当時ささやかれました」(前同)

 また、松本の担当弁護士が読売テレビが制作する『情報ライブ ミヤネ屋』に抗議したこともあった。

 24年7月11日発売の『週刊文春』は、松本の代理人である田代政弘弁護士が探偵を雇って告発者であるA子さんを尾行したり、証人として出廷するのを止めさせようと水面下で交渉していたなどと報道。

 田代弁護士は事実に反するとして文春に反論。さらに田代弁護士が所属する「八重洲総合法律事務所」は翌12日、文春の報道を取り上げていた『ミヤネ屋』に対して抗議を申し入れたと公式サイトで発表した。

《同日の報道内容のみならず、今日に至るまでの「情報ライブ ミヤネ屋」における報道内容が、松本氏の名誉権の侵害を助長する内容であることに疑いを差し挟む余地はなく、貴局に対し、強く抗議を申し入れます》と主張していた。

「松本さんの裁判の件が絡む話だけでなく、浜田さんも『ダウンタウンDX』の制作サイドには思うところがあると関係者の間では言われていますね。それは番組の演出面のこと。浜田さんが“後進の育成のために”とリクエストしているようには番組の構成や演出がなっていない、と言われています」(同)

 浜田には若手芸人や若手タレントが自身の番組をきっかけにブレイクしてほしいという思いがあるという。しかし、『ダウンタウンDX』の構成・演出は従来通りで、それに浜田が不満を抱いているとも言われているという。

「そして何より、読売テレビが松本さんの復帰が叶っていないなかで、32年の歴史がある番組を終了させたというのも当然、浜田さんの中では大きかったのではないか、とささやかれていますね。

 32年という超長寿番組だった『ダウンタウンDX』ですが、最悪の場合、最終回も“ダウンタウン不在”という寂しい形で、終わってしまうかもしれませんね……」(同)

 本サイトは読売テレビに、浜田は『ダウンタウンDX』に復帰するのかを問い合わせたところ、「番組内容については、お答えしておりません」ということだった。

 浜田の復帰する気配がないまま、残すところ2回の『ダウンタウンDX』。果たして、どんな最終回になるのか――。