■若者をテレビの前に引っ張り出した『テレビ×ミセス』

『テレビ×ミセス』はＭｒｓ．ＧＲＥＥＮ ＡＰＰＬＥの大森、若井滉斗（２８）、藤澤涼架（３２）がホストを務め、ゲストを迎えてトークや音楽でコラボする初の冠番組。司会進行を陣内智則（５１）が担当し、ＦＲＵＩＴＳ ＺＩＰＰＥＲ、こっちのけんと（２８）、Ｓｕｐｅｒｆｌｙ・越智志帆（４１）がゲスト出演してトークや音楽でコラボした。

「番組の世帯視聴率は５.６％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）、個人視聴率は３.６％と２２時台の番組としては“そこそこ”といった数字だったんですが、テレビ各局が重視する若年層の数字、１３～４９歳のコア視聴率が４.５％と驚くべき高数字をたたき出したんです。

　同時間帯の番組では突き抜けての断トツ１位。多くの視聴者を抱える『報道ステーション』（テレビ朝日系）をはるかにしのぐ数字でした。この数字は１週間の全局全番組の中でも３本の指に入る高さですし、そんな凄い数字を“２２時台で記録するなんて信じられない”といわれています」（前出の制作会社関係者）

　それだけ多くの若年層が『テレビ×ミセス』を見ていたということだろう。

「ミセスのファンはティーンから２０代が中心ですからね。普段は映像を見るにしても、テレビではなくＹｏｕＴｕｂｅやＴｉｋＴｏｋ、配信コンテンツを見ているような世代を、ミセスはテレビの前に引っ張り出したわけです。

『テレビ×ミセス』はＴＢＳで放送されましたが、この結果を受けてテレビ各局は“ミセスをキャスティングしろ！”となるでしょうね。２５年の下半期にかけて、音楽番組は当然ながら、バラエティ特番でも“ミセスの争奪戦が始まるのは間違いない”と言われています」（前同）

『テレビ×ミセス』のＦＲＵＩＴＳ ＺＩＰＰＥＲとこっちのけんとが同席したトークコーナーでは、大森とＦＲＵＩＴＳ ＺＩＰＰＥＲ・鎮西寿々歌（２６）が、ＳＮＳで話題になっていた「交際を匂わせているのではないか」という疑惑を検証したことも話題を呼んだ。

「鎮西さんはＦＲＵＩＴＳ ＺＩＰＰＥＲの始動前から芸能活動をしていましたが、１８年１０月の時点で大森さん、鎮西さん、彼女の知人であるタレントのソーズビー・キャメロンさん（２５）の３人で食事する写真がキャメロンさんのＸに投稿されたんです。

　これ以降、大森さんと同じメーカーのスマホケースを使用している、髪のインナーカラーが同じ時期があった、同時期に似た色の服を着ていたなど、鎮西さんが大森さんとの交際をことあるごとに匂わせていると指摘され、彼女のＳＮＳはたびたび炎上することとなってしまった。その疑惑を、今回の『テレビ×ミセス』で検証するとともに堂々と否定したんですよね」（同）