大阪府では絶滅危惧種のキツネ ※画像は地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所(環農水研)生物多様性センター提供
今年に入ってから大阪でとある“珍客”が見かけられているという。一昔前の日本ではお馴染みの存在だったものの、ここ数年はめっきり姿、形を見かけることがなくなった動物だ。「大阪府内の吹田市や豊中市、大阪市内で“アカギツネ”が度々目撃されています…
プロフィール
岩佐真宏
日本大学生物資源科学部教授。主にネズミ類やモグラ類を対象とした進化生物学が専門。また学術標本の収集・管理も行っており、研究室には約10000点のネズミ類とモグラ類の標本を有する。
プロフィール
幸田良介
大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター主任研究員。2011年京都大学大学院博士後期課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員,総合地球環境学研究所プロジェクト研究員を経て,13年より大阪での野生動物や生物多様性の調査研究に携わる。専門は森林生態学,野生動物保護管理学。シカ,イノシシ,アライグマ等の獣害対策の研究とともに,近年は生物多様性に係る普及啓発や人材育成,地域戦略策定支援など,生物多様性の主流化にも取り組んでいる。