■偽札を利用すれば無期懲役のリスクも
4月には新潟県佐渡市で開かれた『真野桜まつり』のイベント会場でも、偽札と見られる旧1万円札が使われたことが判明しました。実際の紙幣とは異なるサイズ、透かしの欠如、そして白い余白といった特徴から、出展者たちは「明らかに雑な偽物だった」と証言しています。
このようなイベント会場では、大勢の来場者を相手に次々と現金を受け取る場面が多く、紙幣の確認が十分に行えないこともあります。そのため、忙しさの中で偽札が紛れ込んでしまうリスクは決して小さくありません。
偽札を使用した場合、法律によって非常に厳しい罰則が定められています。「偽造通貨行使罪」に問われ、無期懲役または3年以上の懲役が科されることになります。たとえ軽い気持ちで使ったとしても、代償は計り知れません。
財布の中の紙幣、皆さんはしっかりと確認していますか? その一瞬が、トラブルを防ぐ大きな第一歩になるかもしれません。
プロフィール
トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。