田中みな実が、今年3月に出演した『永野はミスターTBS』で「局アナ時代は相当嫌われていたと思う」とTBS局アナ時代を振り返った。田中は、「人一倍ガッツがあったから」夏休みに入る先輩アナウンサーに自分が代わるとアピールしていたと明かし、「レギュラー番組もっともっとほしかったし、もっとテレビに出たかった」と告白。

 局アナ時代、抜群のビジュアルとかわいらしい仕草で人気だった田中だが、そのあざとすぎるキャラで女性人気はいまいちだった。しかし、フリーに転身後、「人一倍ガッツ」でバラエティだけでなく、女優としてドラマ出演もはたし、2019年に発売した初の写真集は60万5000部を突破。美容と健康を重視したストイックなライフスタイルを送っていることでも知られている。

 かつては反感の対象だった田中だが、そのイメージを一転し、今では“美のカリスマ”として異性よりも同性人気が高い。芸能界には、田中のように以前のイメージを逆転した人は多い。そこで今回は30~40代の男女100人に「イメージ逆転芸能人」について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 第10位は、とにかく明るい安村

 安村は、パンツ1枚での「安心してください、はいてますよ!」のネタで2015年の『R-1ぐらんぷり』で決勝進出し、大ブレイク。しかし、翌年『週刊文春』(文藝春秋)に不倫をスクープされてしまう。

 一時期は“一発屋”的なポジションだったが、2023年にイギリスの『ブリテンズ・ゴット・タレント』で日本人初となる決勝進出をはたし、「世界のトニー」として再ブレイクした。

「世界に認められた」(32歳/男性)

「ほぼ消えかけていたがよく復活したなと思う」(49歳/男性)

「多言語圏で通用した」(40歳/女性)

 第9位は、唐田えりか

 唐田は、清純派女優として活動していたが、2020年に『週刊文春』が映画『寝ても覚めても』で共演していた東出昌大との約3年におよぶ不倫を報道。これを受け、活動を休止。2021年に活動を再開するも、以前のような活躍はなかった。

 2024年、ゆりやんレトリィバァ主演のNetflixシリーズ『極悪女王』で長与千種役を演じるため、体重を10キロ増量して体作りをし、劇中で丸刈りにするなど、迫力ある演技を披露し、再評価を受けた。

「これまでの評判を演技で跳ね返した」(32歳/男性/コンピューター関連技術職)

「一度はいろいろ失ったのに、よく頑張っていると思う」(49歳/女性/総務・人事・事務)

「頑張っているイメージに変わった」(48歳/男性/総務・人事・事務)

「スキャンダルが報じられた当初は絶対復帰できないと思ってたが巻き返した」(49歳/男性)

 第6位には、高嶋ちさ子ベッキー原田龍二が同率ランクイン。

 高嶋ちさ子は、『ザワつく!金曜日』『プラチナファミリー』(テレビ朝日系)のレギュラー他、バラエティでひっぱりだこ。バイオリニストでお嬢様ながら、歯に衣着せぬ毒舌ぶりがお茶の間で人気だ。

 しかし、2016年には『東京新聞』に掲載されたコラムでゲーム時間の約束を破った息子のゲーム機を折った「ゲーム機バキバキ事件」を明かし、大炎上。高嶋は2024年放送の『日曜の初耳学』(TBS系)で日本中を敵に回したと事件を振り返り、子どもたちは「自分たちのせいでママが炎上したぐらいの感じだった」と苦笑いしていた。

「最初は怖くてキツい印象でしたが、家族想いな面が見えた」(42歳/女性/主婦)

「今テレビで見る印象が悪くない。嫌みがない」(36歳/女性/主婦)

「厳しいことをいうイメージが強いが、姉や家族への接し方を見ていていいなと思った」(30歳/女性)

「意外とピュアな一面があるから」(34歳/女性/総務・人事・事務)

 ベッキーはかつて、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(ともにTBS系)など、多くの番組に出演する好感度の高い“バラエティ女王”だったが、2016年1月に当時既婚者だったゲスの極み乙女・川谷絵音との不倫を『文藝春秋』にスクープされ、全ての出演番組を降板し、活動を休止した。

 同年5月に活動を再開、2018年に元プロ野球選手の片岡治大と結婚、現在は2児のママとなった。以前の明るく元気なキャラからぶっちゃけ系にキャラ変し、再びバラエティで活躍している。

「あれだけのことがあったのに、それをネタにできるまでになった。実力でまた戻ってきた」(42歳/男性)

「だいぶ叩かれたけど、今ではまたテレビに出ている」(49歳/男性/コンピューター関連技術職)

「ぶっちゃけキャラで予想外に人気が出た」(33歳/男性)

「もうなにもなかったように活躍している」(46歳/男性)

 原田龍二は俳優として、里見浩太朗主演『水戸黄門』(TBS系)、水谷豊主演『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)など、多くの話題作に出演。しかし、2019年に『週刊文春』がファン女性たちとのマイカー“4WD”不倫をスクープ。報道後、謝罪会見も行い、妻のサポートもあり、現在も仕事は順調だ。

 一方で、最近は温泉好き心霊好きを生かし、YouTuberとしても活躍。新しいファンを増やしている。

「自身のネタをもとにバラエティなど他の仕事にもつなげている。スキャンダルを知ってても、テレビを見ていて不快感がない」(35歳/女性)

「不倫していても愛妻家を名乗っているし、今では好印象」(42歳/女性/主婦)

「奥様と仲良く共演しているため、そこまで悪いイメージじゃなくなった」(47歳/女性/営業・販売)

「すでにネタになっているから」(49歳/男性/総務・人事・事務)