■現在服役中の田中聖も再現ドラマには登場

 田中聖は2013年9月末、「度重なるルール違反行為」を理由に事務所から事実上のクビを言い渡される。その後もミュージシャン活動を続けていたが、17年5月に大麻を所持していたとして現行犯逮捕(不起訴処分)。さらに22年2月には覚醒剤取締法違反で逮捕され、同年6月20日に懲役1年8か月(執行猶予3年)の判決が下った。

 ところが、その判決から9日後の6月29日、今度は覚醒剤所持の現行犯で再逮捕。覚醒剤取締法違反により、2023年12月に懲役2年8か月の実刑が確定し、現在は服役中である。

 そして田口も脱退後、2019年5月に大麻取締法違反の疑いで逮捕歴がある。同10月に懲役6か月・執行猶予2年の判決が言い渡され、現在は芸能活動を再開している。

 そういった警察沙汰の不祥事を起こした2人も再現ドラマで最低限は紹介されたこと、実際の映像からはカットされていたことに、

《名前は出せるけど映像は出せないのかな。田中田口》
《聖と田口の名前を出して再現VTRができてる。涙が》
《再現ドラマとはいえ、KAT-TUN兄さんが6人いて、聖くんも田口くんも名前出してくれた》
《田中聖は今獄中で就寝時間だからまたこんな番組やってることを知らない》
《KAT-TUNの昔の映像、ところどころしか流れないのは、田中田口が地上波流せないから…なの…?》

 といった、ファンの複雑な思いが多く寄せられた。

「また、多くのファンの間で言われているのが、“KAT-TUNが解散している感じがしない”ということですね。

 今回放送された『人生で1番長かった日』でも、グループが解散したことには触れられていた一方で、上田さんや中丸さんの肩書が“元KAT-TUN”ではなく“KAT-TUN”だったことが指摘されています」(前出の女性誌編集者)

 KAT-TUNは解散当日の3月31日にファンクラブ向けの生配信イベントを行なったが、お別れコンサートなどは開かれていない。

 また、STARTO社はKAT-TUNの解散発表時に《メンバーの希望により、近い将来ファンの皆様とお会いできる場所を作るべく、現在調整をしております》というアナウンスしていたが、6月20日配信の『FRIDAYデジタル』には年内に解散ライブを開催する方向で動いていると報じられた。

 そういった不完全燃焼感があるなかで、番組『人生で1番長かった日』でKAT-TUN特集が行なわれたことから、

《あれー?上田くんも(表記が)“KAT-TUN上田竜也”だし、もしかしてKAT-TUNって解散してない?》
《てかカトゥーンってほんとに解散したんですか?3人どころか6人がっつり出てますが??》
《こんだけ番組で「KAT-TUN」って放送してんだから事実上解散してないでいいよね》

 など、“まだ解散していないのでは”とする声が多く寄せられたのだ。

 多くの要素から大いに盛り上がったバラエティ番組『人生で1番長かった日』でのKAT-TUN再現ドラマ。それだけ、ファンに愛されていたグループということだろう――。