今田美桜(28)主演のNHK連続テレビ小説あんぱん』の第14週「幸福よ、どこにいる」が、6月30日から放送される。27日まで放送された第13週「サラバ 涙」は、終戦を迎え、いよいよ物語は戦後編に入った。

 同ドラマは、漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢(こまつのぶ)さんをモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。戦争で打ちのめされた主人公・のぶ(今田)が、戦後編では輝きを見せそうだ。

 第13週(6月23日~27日)は、終戦から5か月後、のぶは肺病で入院中の夫・次郎(中島歩/36)に、教師を辞めたと報告する。次郎は新しい夢として速記を学んでいたが、その後、のぶと母・節子(神野三鈴/59)に見守られ息を引き取る。それから1週間ほどたったある日、嵩(北村匠海/27)が中国から復員する。

 嵩は弟・千尋(中沢元紀/25)の戦死を知り、自分だけが生き残ったことを悔やむ。翌朝、嵩は高知へ向かい、焼け野原でのぶと4年ぶりに再会。子どもたちを戦争に駆り立ててしまったことを悔やむのぶに、嵩は「正義なんか信じちゃいけないんだ。そんなもの簡単にひっくり返るんだから」と切り出し……という展開。

 戦後編が描かれた本作だが、X上では、《戦争の異常さ、戦争による人間が変わってしまう恐ろしさ、そう言ったものを真っ向から描いているのはとても貴重だと思う》《朝ドラは戦争を描いても内地の女性主体だったけど、あんぱんは中国大陸に渡り悲惨な体験をする嵩を描いた。中園ミホの気迫を感じるね》など、第12週までの戦争編を高く評価する声が続いている。