■大野は「最後の1年間」に意欲的
大野は長年のアイドル活動に疲弊し、沖縄・宮古島を拠点に約4年半、英気を養っていたとされる。嵐のラストライブを最後に今度こそ芸能界を引退するとも言われている大野だが、活動期間が定められていることもあり、嵐の活動再開にかなりやる気を出しているという。
「6月17日にはファンクラブで二宮さんの誕生日を祝福する動画も投稿されましたが、そこでの大野さんは5月6日の動画と比べて顔がほっそりしていて、完璧に活動休止前のビジュアルに戻していました。5月の動画から3キロダイエットしたという話からも、完璧な姿で復帰する、という強い意思が感じられましたし、5人全員で嵐の代表曲の1つ『カイト』の完全新規収録MVも公開されました。
今後、嵐は月イチペースでファンクラブ会員向けにコンテンツを出していくと聞こえてきています。それは、動画だけでなく、さまざまな形でファンを喜ばせるものが発信されていくと考えられていますね。加えて、テレビ出演に期待する声も多いですよね」(前出の女性誌編集者)
嵐は活動休止直前まで日本テレビの『嵐にしやがれ』とフジテレビの『VS嵐』の2つの冠番組が大人気だったほか、TBSでも『ひみつの嵐ちゃん!』(2008年4月~13年3月末)という人気冠番組を持っていたことで知られる。
また、各局の音楽特番にも引っ張りだこで、テレビ朝日を象徴する音楽番組『ミュージックステーション』では、計140回出演で歴代アーティスト別出演回数3位という記録も。
「5月末、フジテレビを除く主要民放キー局テレビが定例会見を開きましたが、どの局も“嵐の活動終了までに一緒に仕事をしたい”という発言が相次ぎました。
嵐の先輩グループであるV6が21年11月に解散する際、かつての代表番組『学校へ行こう!』(TBS系/97年~08年)の完結編を放送したように、『嵐にしやがれ』や『VS嵐』の完結編に期待するファンは多いですよね」(前同)
また、嵐はメンバー全員で作詞をして、“今の嵐”を体現するような集大成となる新曲を出すのでは、とも見られている。そして、それを引っさげての『NHK紅白歌合戦』出場を願う声もある。
「嵐が本格的に復活する以上、かつては大野さんの不在を感じさせないように配慮されていた“出演は2人まで”というルールも薄れていくと考えられます。もちろん、メンバーは“5人でこそ嵐”という思いが強いでしょうが、活動終了を迎える来年5月末までには、時には3人、4人での出演もあるかもしれませんね」(同)
嵐のピリオドまで338日――やる気になったリーダーが率いる5人グループは、最後まで全力で駆け抜けるのだろう。