■反撃しなかったらメールの中身も出なかったか
この記事が世に出たことは、中居氏サイドにとっては"痛恨”だったと見られている。
「第三者委員会の調査報告によれば、中居氏は当時Aさんに提案した“守秘義務”の範囲として、“2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの事実”及び“示談契約の内容が守秘義務の対象事実”としています。
つまり、部屋の中で何が起きたかについては絶対に世に知られたくなかったということ。しかし、今回、世に出たトラブル後のメールのやり取りとみられるものから、世間は“中居氏の部屋の中では余程のことが起こった”と解釈している人が増えました。名誉回復を求めていた中居氏にとっては大ダメージでしょうね」(前出のスポーツ紙記者)
そんななか、「そもそも中居氏側が反撃しなかったら、このメールの中身も出なかったのでしょうね」と話すのはワイドショーデスク。
「中居氏側の代理人弁護士は5月12日、第三者委員会に対して『強制的な性行為の実態は確認されなかった』と“性暴力”を否定。中居氏の人権を守ることを理由に、性暴力を認定したという“証拠”の開示を求めました。第三者委員会は開示しない意向を示したものの、中居氏側は5月23日、30日と再三にわたり証拠の開示を要求。結局、第三者委員会は6月3日、中居氏の代理人の要求には今後対応しないことを明言しました。
これで収束するかと思いきや、“中居氏側”の立場だと見られる元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(56)や社会学者の古市憲寿氏(40)は、この第三者委員会の姿勢を猛批判。さらに橋下氏が男女関係の例として“失恋事案”という表現を用いると、今度はその言葉が独り歩きし、まるでAさんが中居氏に“失恋”したかのような受け止め方をする人たちも。これに黙っていられなかったというのが、Aさんの友人で、メールの公開に踏み切ったという流れです」
Xにも、
《せっかく第三者委が「性暴力」とボカしてくれたのに》
《第三者委はやんわり暈(ぼか)して出来る表現としてWHOの定義に則って『性暴力があった』て留めた筈だったのに、その心遣いを中居は自分で無駄にしちゃったね…》
と、中居氏の反撃が“やぶへび”だったのではという見方もある。前出のワイドショーデスクは、“メール流出劇”を受けて、暴露合戦は泥沼化していくのでは……と見る。
「実は、法曹界では“6月中に中居氏側がもう1度、アクションを起こすのではないか”との情報が出回っていたそうなんです。
中居氏側は一貫して、性暴力認定を撤回するよう求めていますが、それにつながるような“新情報”を出すのではないかと見られ、“再再反論&要求”をするために水面下で準備を進めているようだ、と言われていると。
中居氏は“名誉”を取り戻すために反論を仕掛けたはずですが、むしろそれは“しつこく”映り、また内容は不明ながら“ふつう”じゃないことをした男性という印象にもなってしまっている。中居氏側がこのまま引き下がることはないでしょう。ただ、そうなるとまたAさんの友人らも黙っていないでしょうね……」
中居氏は1月23日の引退時、公式サイトに掲載した挨拶で、
《今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります》
とつづっていたが、事態は泥沼化の様相を呈している。