昨年8月に米の小売価格が急騰してから「令和の米騒動」が続いている他、相変わらず物価高が止まらない。たまには自分へのご褒美として、外食で豪華なグルメを楽しみたいところだが、物価高騰は家計にも大打撃を与えている。そのため、外食で贅沢をする際も以前とは意識の変化がありそう。そこで今回は20~30代の男女100人に「物価高で変化も……令和の“ごちそう”」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第9位(3.0%)には、ラーメン、天ぷらが同率でランクイン。

 ラーメンは、一杯の価格が1000円を越えられない「1000円の壁」という通説があったが、近年は素材にこだわり、手間暇もかけた贅沢ラーメンも増えており、都内では1000円を超える店が増加している。

「贅沢すぎず手頃だから」(26歳/男性/パート・アルバイト)

「有名なお店に行くのがたまの贅沢」(24歳/女性/パート・アルバイト)

 和食のごちそうの1つとして人気の天ぷらは、四季折々の食材をサクサクとした食感で味わえるのが魅力。高級天ぷら店ではコースで1~3万円ほどかかることもあるが、「天丼てんや」では海老、いか、穴子、まいたけなどの「オールスター天ぷら定食」が1030円(税込み)と、チェーンならまだまだ手軽に楽しめそうだ。

「いい天ぷらは高いので、特別な日にだけ食べる」(26歳/男性/パート・アルバイト)

「自分では作らないからごちそう感がある」(26歳/女性)

「天ぷら屋できちんと食べてみたいから」(28歳/女性/主婦)

 第7位(6.0%)は、ピザ、ハンバーグ。

 ピザは、デリバリーで手軽に食べられるイメージだが、宅配ピザではLサイズが2~3000円、専門店では2~4000円程度する。リーズナブルなことで人気なイタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」では、「バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ」がわずか400円(税込み)で味わえるのでおすすめだ。

「普段食べないから、たくさんトッピングをして食べたい」(35歳/女性/会社員)

「好きな食べ物だし、ちょっとした贅沢感がある」(28歳/女性)

「家族も多いので、かなりの金額がかかるからたまにしか食べない」(38歳/男性)

「普段は高くて食べられないけど、おいしくて好きだから」(36歳/女性)

「金額的にも満足度的にも今の時代に合っている」(37歳/女性/主婦)

 ハンバーグは、子どもからも大人からも人気な王道メニュー。肉にこだわった専門店では、2~5000円程度するが、ハンバーグチェーン「びっくりドンキー」では、ロングセラー商品の「レギュラーバーグディッシュ」が、Sサイズ860円、Lサイズ1340円(ともに税込み※一部店舗で価格が異なる場合あり)とお財布に優しい。

ファミレスのランチなどでたまに食べる」(27歳/男性/会社員)

「おいしいのでごちそう」(33歳/女性/パート・アルバイト)

「間違いがないから。コスパがいい」(26歳/女性/パート・アルバイト)