7月7日からは、福原遥(26)主演の夏ドラマ『明日はもっと、いい日になる』の放送が控えているフジテレビの「月9」枠。そんな同枠の10月期ドラマを巡っては、驚きの情報が流れているようだ――。制作会社関係者は言う。

「あの沢口靖子さん(60)が主演を務める連続ドラマが月9で、という話が回っているんです。フジテレビでも多くの連ドラを手掛けた、ベテラン脚本家による作品だそうで……。

 沢口さんと言えば、テレビ朝日の『科捜研の女』シリーズの印象が強く、毎年その新シリーズで活躍しているイメージがありますが、たしかに状況は変わりつつある。ですので、“月9主演”というのもない話ではないのでしょうね」

 女優・沢口靖子の代名詞とも言える作品『科捜研の女』は、沢口演じる榊マリコら京都府警科学捜査研究所の活躍を描くミステリードラマ。1999年10月21日にスタートしてから、現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けている人気作として、24年7月期には25周年の節目となる『season24』が放送された。

 同シリーズは長らく、テレビ朝日の「木曜ミステリー」枠で放送されたが、枠の廃止に伴い、22年10月期に「火曜21時枠」で『season22』が放送。『season23』(23年7月期)以降は、「水曜21時枠」で放送されてきたが……。

「23年以降、『科捜研の女』は“7月期の水曜21時枠”が定位置でしたが、今夏に同枠で放送されるのは相葉雅紀さん(42)、大森南朋さん(53)、松下奈緒さん(40)によるトリプル主演刑事ドラマ『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』(7月9日スタート)なんですよね」(前同)

『大追跡』は、シリーズものが多いテレビ朝日の刑事ドラマ枠(※水曜21時枠)としては、東山紀之氏(58)主演の『刑事7人』(15年7月期~)以来10年ぶりとなる新シリーズである。

「そして、その背景では『科捜研の女』の、連ドラ放送の終了話が言われているんです。というのも近年、『科捜研の女』は視聴率が低下していて、しかも京都ロケが必要で高い制作費がかかる同作をもう連ドラとして作るのは困難となっていると……。

 ただ、『科捜研の女』はテレビ朝日の看板ドラマですし、25年以上、視聴者から愛されている作品。テレ朝としても、沢口さんへの大きな恩義があるでしょう。ですから、強引に打ち切るのではなく、今後も単発の2時間ドラマという形で続ける方向なのでは、とも言われていますね。

 ですがやはり、『科捜研の女』の連ドラシリーズはもう終了と見られています。そうなれば、沢口さんも他局の仕事を受けやすくなりますよね。そこで、魅力的なオファーが来たら、それを受けるというのは自然な話ですね」(同)