2024年末から半年以上も世間をざわつかせている元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連の“中居氏・フジテレビ問題”。中居氏を巡っては、週刊誌を中心に新情報が報じられている――。

 24年末に『女性セブン』(小学館)が最初に報じた女性トラブルがきっかけで、中居氏は25年1月23日をもって芸能界からの引退を発表した。

 引退の発端となったトラブルは23年6月2日に中居氏の自宅にて起きたもの。3月31日に発表されたフジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告書では、中居氏が元フジテレビの女性アナウンサーAさんに“性暴力”を行なったと認定。その後、5月に中居氏が代理人弁護士を通じ、名誉回復を求めて第三者委員会に“反論”を出すなどの展開を見せた。

 そんななか、6月27日発売の『週刊ポスト』(小学館)が、トラブル後に中居氏がAさんに送っていたとされるメッセージの内容を掲載した。

 Aさんから被害を相談された友人がやり取りの写しを受け取っていたといい、トラブル翌日に中居氏が《楽しかったです。早いうちにふつうのやつね。早く会おうね!》と、さらに6月4日にも《仕切り直しでのみましょう》と再会を迫っていたことが明らかに。

 一方のAさんは遠回しに中居氏の要求を断っており、《私は普通の人間で、貞操観念も真面目なタイプで》と6月2日の“出来事”にショックを受けたと訴えていた、というものだった。

「そんななか7月5日、中居氏の代理人弁護士が第三者委員会への4度目となる“要求”を出しました。それは、第三者委員会が中居氏が女性に行なった行為を『性暴力』と認定したことへのあらためての抗議と、認定に至った経緯などの釈明要求。

 中居氏側はこれまで5月12日、23日、30日に第三者委員会に要求を出していましたが、6月3日、第三者委員会は要求を拒否した上で、被害者への二次被害の懸念があるなどとして中居氏サイドとの《今後のやりとりを差し控える》としていました。そこに、中居氏側が再度、動いたということですね」(ワイドショー関係者)

 今回の中居氏側の要求文書の新たなところでは、第三者委員会のヒアリング手法に問題があったとし、《高圧的・威圧的な追及があり、『パワハラ』や『セクハラ』と感じた社員も存在し、貴委員会に対し複数の社員が、証拠に基づいて是正の申入れが行われています。》とある。

 それは中居氏へのヒアリングでも同様で、《中居氏に対して「なんで女性と食事をするんですか」「女性と食事をするのが好きなんですか」等、一般的・抽象的で意味不明な、執拗な詰問があったとのことです。貴委員会の「性暴力」の広範な定義によれば、その質問態様⾃体が中居氏に対する「性暴力」(セクシャルハラスメント)に該当するものです。》としている。

「さらに新たに分かったこととして、⽇弁連の第三者委員会ガイドラインに違反して、第三者委員会の調査報告書が『A&S』というところに事前に開示・共有されていたのではないかという疑いがあると。それに対する説明を要求しています」(前同)

 他にも釈明要求が書かれてあるが、中居氏側はあらためて、第三者委員会は《私的・時限的な調査機関であって、刑事・⺠事判断を下す司法機関ではありません。調査協力者への評価・制裁は、本来、第三者委員会に付与されていない権限です。》とし、文書の最後には《本⽂書は、貴委員会を相手にするものであり、それ以外の個人・企業を目的とするものではないことを、改めて最後に申し上げます。》とつづられている。

 芸能プロ関係者は言う。

「6月3日に第三者委員会が“中居氏側との今後のやりとりを差し控える”と出した後も、法曹界では“これで終わりではない”と見られていたんです。そのままだと中居氏の名誉は回復されないままでしたからね。6月中にも動きがあると見られていたのですが、このタイミングになったと。

 第三者委員会側がこれに対応するかは分かりませんが、そんななかで、一部では中居氏が会見をするのではないか、とも報じられていますよね。Aさんとの間には守秘義務があり、言えないことは多々あるでしょうが、“名誉回復のためには本人が会見するしかないのでは”という見方も強いですし、いよいよ会見開催も現実味を帯びてきたのかもしれませんね」