■7月6日に“中居氏・フジテレビ問題”検証番組放送へ

 7月4日、“中居氏・フジテレビ問題”を巡る対応について検証した特別番組『検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~』を6日午前10時から放送することが発表された。

“検証番組”は11時45分まで1時間45分にわたって放送され、清水賢治社長(64)も出演し、《どこで判断を誤ったのか》《問題の一因になった組織風土とは》《再生・改革の取り組みの進捗》などについて、さまざまな証言をもとに検証するという。

「6月17日配信のWEB版『女性自身』では、検証番組のメインは佐々木恭子アナウンサー(52)のインタビューで、同メディアの7月2日配信の記事では港浩一前社長(73)のインタビュー素材もあると報じていました。

 Aさんが佐々木アナにトラブルについて相談していたこと、これに佐々木アナが真摯に対応できていなかったとも報じられましたから、彼女の名誉回復にもつながる構成になっているのかもしれません。

 そんな佐々木アナですが、7月4日の人事異動で『編成総局編成局アナウンス室部長』から『コーポレート本部アナウンス局次長』に出世しました。今回の定期人事異動でフジテレビは、アナウンス室を局にして編成局から独立させ、権限を強める体制にしました。アナウンサーが他部署のいいなりにならないように、佐々木アナが上に立って各部署と交渉していくことになるのではないでしょうか。

 フジテレビとしては6月25日の株主総会、7月4日の定期人事異動、そして7月6日に放送される“検証番組”をもって一連の問題に区切りをつける、という考えなのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 フジテレビは6月19日、清水社長がAさんに直接謝罪したこと、誹謗中傷などからAさんを守るための措置を講じるよう努めること、フジテレビ側の一連の対応に関してAさんが被った経済的・精神的損害への補償を行なうことなどで合意書を締結したという。

「Aさんと合意し、紛糾必至と言われた株主総会も乗り越え、株主の理解を得たうえで今回の局内人事に至ったわけですからね。株主総会後、サントリーホールディングス、大和ハウス工業、ロッテ、大東建託などの大手企業がCM出稿を順次再開すると発表。フジテレビは再生に向けて本格的に動き出そうとしていますよね。

 ただ一方で、中居氏側とAさん側の“衝突”はいまだに終わる様子がないと。中居氏側は第三者委員会に対して要求をしているわけではありますが……そして、いよいよ中居氏の会見の可能性もと。同問題はまだまだくすぶり続けると見られていますね」(前同)

 7月5日に中居氏側の第三者委員会への4度目の要求があり、その翌日、7月6日には“中居氏・フジ問題”の“検証番組”がフジテレビで放送される。事態は7月、再び大きく動き出すのかもしれない。