7月20日に投開票が行われる参議院選挙に注目が集まっている。今回の選挙には、ミュージシャンの世良公則をはじめ、タレントのラサール石井、バラエティでも活躍する弁護士の北村晴男といった芸能人たちの立候補もニュースになった。

 一方、これまで政治家になったタレント議員は多いが、知名度はあるものの政治能力について不満の声が集まるケースは少なくない。そこで今回は20~50代の男女100人に「期待できないタレント政治家」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第7位(4.0%)は塩村文夏、須藤元気、森下千里、中条きよしが同率でランクイン。

 塩村文夏は、かつて『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)の出演や、グラビアで活動した後、2019年に初当選、立憲民主党所属の参議院議員として活動している。2023年には自身への攻撃的な投稿に、Xで「いつものことではありますが。最早、アンチのプロレス芸」とつづり、プロレスファンから抗議の声が続出したことがある。

 塩村は、政策として就職氷河期世代支援や動物愛護などを掲げている。

「よく揉めているイメージ」(35歳/女性/会社員)

「プロレスを侮辱したから」(38歳/男性/経営者・役員)

 須藤元気は総合格闘家、パフォーマーとして活躍、2019年に立憲民主党から立候補して参議院議員に初当選するも、昨年10月の衆議院選挙に無所属で立候補し落選した。

 今回の参院選には、比例代表として国民民主党公認で出馬する。そんな中、6月30日、過去に新型コロナウイルスワクチンの接種を巡って「健康被害」を主張したことについて、「言葉足らずであったり、事実に反することあった」「私の発言により、医療従事者の方々に心身ともに大きな負担をおかけしたことを心からおわびする」と謝罪したことも話題になった。

「これといって何の実績もない」(41歳/男性/パート・アルバイト)

「何をやったか知らない」(29歳/男性/パート・アルバイト)

 森下千里は、グラビアモデル、タレントとしてバラエティなどで活躍。現在は、自由民主党所属の衆議院議員。2024年に初当選したが、同年インスタグラムで、「痩せたねーと心配していただきます。選挙はダイエット効果もあるようです」とコメントし、早速炎上してしまった。宮城県が活動拠点で、地域産業の活性化や健康長寿に向けた医療福祉などの政策を掲げている。

「まだ若いし未知数」(49歳/女性/パート・アルバイト)

「どう考えても高い志を持っているように見えない」(48歳/男性/会社員)

 歌手、俳優として知られる中条きよしは、日本維新の会所属の参議院議員で、2022年に初当選をはたした。同年、参院文教科学委員会で自身の新曲やディナーショーを宣伝し、これに批判の声が相次ぎ、厳重注意処分となった。

 また2023年には『週刊文春』(文藝春秋)で年金保険料の未納があると報じられ、波紋を呼んだ。

「何をしたいか、そのために何をしているのか全く分からない」(48歳/女性/パート・アルバイト)

「偏りを感じる」(25歳/男性/会社員)

「何がしたいか分からないし、売名にしか思えない」(54歳/女性/会社員)

「歌手で政治知識もない人が客寄せで議員になっただけだと思う」(43歳/女性/会社員)