■明石家さんまの「東京五輪キャスター内定」に批判殺到
2021年夏に開催された東京五輪の日本テレビのメインキャスターにさんまが内定したが、その起用を巡っては日本テレビ内でも意見が分かれたと、2019年11月の『東スポWeb』が報じていた。
さんまは2000年のシドニー五輪から夏季大会の特別番組に出演していたものの、メインキャスターとなると話は別。笑いを交えてスポーツを語ることはできても、真剣勝負の場に笑いは不要、という声も出かねない、といった懸念があったようだ。
さんまの五輪キャスター内定のニュースには、
《さんま主役のドタバタ五輪にならなければいいですがね》
《日テレはオリンピックすらバラエティ化したいようだね》
《スポーツは、スポーツとして楽しみたいのだよ。芸能人を起用する必要はない。ましてや、騒がしい明石家さんまなんて論外》
など、批判的な声が多数上がっていた。
2021年8月の『女性自身』(光文社)が実施したアンケート「オリンピック中継や番組で伝えるのが下手なのは誰?」でも、さんまは不名誉にも1位に選出されてしまった。
「これだけスポーツファンからさんまさんが嫌がられるのは、サッカーアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手(35)への“前科”があるからですよね」(前出のスポーツ紙記者)
■海外メディアもさんまのインタビューを酷評
2011年12月に行なわれたサッカー「クラブワールドカップ」では、メッシ選手の活躍によりFCバルセロナが優勝を果たした。
決勝の終了後、チームメイトとともに優勝セレモニーを楽しんでいたメッシ選手を、中継していた日本テレビのスタッフが特設スタジオに呼び込みインタビューを行なったのだが、熱心なサッカーファンで知られるさんまは「サッカーの質問はみんな聞いてるやろうから」という意図もあり、「老後はどうしはるんですか?」と質問。
これに対してメッシ選手は通訳を通して「まだ引退まで時間があるので、それが終わったら考えます」と返答するなり、後ろを向いてチームメイトのもとへ戻ってしまった。
当時、メッシ選手の母国・アルゼンチンのテレビ局は「哀れな日本人はサッカーについて何も知らないのだろう。引退について聞くなんて、料理人がテニスの選手にインタビューするようなもの」と酷評。
バルセロナの本拠地・スペインの新聞は「これまで見たことのない最も奇妙なインタビュー。メッシが日本のテレビ局の“犠牲者”に」と報じたという。