「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の決勝戦が、3月21日(日本時間22日)にアメリカ・マイアミで行なわれ、野球日本代表・侍ジャパンはアメリカ代表と対戦。大接戦の末、3-2で日本代表が勝利を収め、3大会ぶりの世界一に輝いた。

「日本代表は村上宗隆選手(23)や岡本和真選手(26)がホームランを放ち、8回裏にはダルビッシュ有投手(36)がマウンドに上がるなど、総力戦で臨みました。そこまででも野球漫画のような劇的な展開の連続でしたが、9回裏が始まる前、「侍ジャパン公認サポートキャプテン」として現地からリポートしていた中居正広さん(50)から飛び出したワードで、試合はさらなる盛り上がりを見せましたよね」(スポーツ紙記者)

 日本が1点リードしての9回裏、それまで打者として奮闘していた大谷翔平選手(28)が、リリーフとして登板。マウンドに上がった大谷選手のユニフォームには、それまでの激しいプレーの証として泥がついており、投球練習中の大谷を目の当たりにした中居は、以下のようにコメント。

「泥だらけのストッパー、泥だらけのリリーフピッチャー初めてです」「最高の最高の場面、最高の試合ですね!」

■「『泥だらけのストッパー』は球史に残る見事な表現だと思った」

 中居の放った言葉に、

《泥だらけのストッパー、いいな もう大谷翔平がWBC優勝してMVPになるまでを描いた漫画のタイトルじゃん》
《大谷が9回に登板したのを見て中居くんが「泥だらけのストッパーははじめて見た」って言ったの、抜群の着眼点だよね》
《今日の大谷選手を「泥だらけのストッパー」 秀逸だし、ホントに野球好きなのがダダ漏れな中居くん》
《最後の「泥だらけのストッパー」は球史に残る見事な表現だと思った》
《泥だらけのストッパーという名言を作り出した中居さんにも感謝》

 といったコメントが殺到。「泥だらけのストッパー」はツイッタートレンド入りするほどだった。

 2022年、中居は体調不良に苦しみ、たびたびレギュラー番組を欠席。同年11月に1か月の休養を発表し、最終的に期間を延長。今年1月14日に復帰したものの、まだ万全とは言えず、病み上がりの状態だとも報じられていた。

「にもかかわらず、連日にわたってWBCの熱戦をリポート。侍ジャパンが準決勝進出を決めると、アメリカにも帯同し、準決勝と決勝をリアルタイムで真摯に伝えました。

 中居さんは3大会連続で『公認サポートキャプテン』の大役を務め上げたわけですが、選手を取材する際にもでしゃばることはなく、試合中のちょっとしたリポートも非常に謙虚な姿勢で、邪魔にならないように徹していますよね」(前同)

 3月18日放送の『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)に出演した中居は、WBCの裏側に言及。「最低限のマナーは守りながら。調子に乗らない。話してくれるからってガツガツいかない」とし、取材時間は1分程度しかないため、本当はより深掘りして聞きたいことも我慢して要点を絞って質問していると告白していた。

 さらに「ボイスレコーダーがあるとやっぱり(選手が)ちょっと構える」という理由から、録音やメモに頼らず選手ときちんと会話することにこだわっていること、コメントを忘れないよう取材後すぐにメモしていること、その後、時間をかけて清書するとも語っていた。